(20)なにか一つは徹底的に極めよう
前々回は、たくさんの資格をとって、資格をネットワーク化することの必要性について書いたが、必ずしも、やみくもにたくさんの資格をとればよいというものでもない。今日書くことは、資格のネットワークの話と裏表の関係になるのであるが、資格を人に誇るためには、何か一つは、人には負けないと言えるほどの、自分のバックボーンとも言える専門が必要なのである。
私の場合、それは、電気工学である。電気工学というのは、専門外の方は想像できないかも知れないが、非常に奥が深く、裾野がとても広い学問なのである。電子工学や通信工学、情報工学などは、元々電気工学から派生した学問であるし、物性などの物理学に近いことや、非線形現象のような数学的なことやオペレーションズリサーチなどの経営工学的なことも、その守備範囲に含んでいるのである。
したがって、これを深く、徹底的に勉強をしておけば、自然に、隣接分野の基礎的なことは身に付いてくるのである。
例を挙げてみよう。電気工学の基礎となっているものの一つは、電磁気学である。また、電磁気学を習得しようとすれば、高等数学は必須である。そして、これらは、電子工学や通信工学などの基礎にもなっているのである。
また、交流の電気は、サインカーブで表される振動現象である。これを十分理解しておけば、機械工学系の振動や、音響技術などの基礎を身に付けることにもなるだ。
技術に関することだけでない。その数学的な知識は、近年、非常に数理的になっっている経済学を理解する時などにも役立ってくるのである。
(この記事は、以前本館の方に掲載していたものを書き直したものです。)
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私の場合、それは、電気工学である。電気工学というのは、専門外の方は想像できないかも知れないが、非常に奥が深く、裾野がとても広い学問なのである。電子工学や通信工学、情報工学などは、元々電気工学から派生した学問であるし、物性などの物理学に近いことや、非線形現象のような数学的なことやオペレーションズリサーチなどの経営工学的なことも、その守備範囲に含んでいるのである。
したがって、これを深く、徹底的に勉強をしておけば、自然に、隣接分野の基礎的なことは身に付いてくるのである。
例を挙げてみよう。電気工学の基礎となっているものの一つは、電磁気学である。また、電磁気学を習得しようとすれば、高等数学は必須である。そして、これらは、電子工学や通信工学などの基礎にもなっているのである。
また、交流の電気は、サインカーブで表される振動現象である。これを十分理解しておけば、機械工学系の振動や、音響技術などの基礎を身に付けることにもなるだ。
技術に関することだけでない。その数学的な知識は、近年、非常に数理的になっっている経済学を理解する時などにも役立ってくるのである。
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