文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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下水道管理技術認定試験

2006-11-13 19:50:18 | 資格試験受験関係
 今日は、ちょっと一般にはなじみが薄いものをということで、「下水道管理技術認定試験」について紹介しよう。

 私がこの資格を取ったのは、昔、環境問題に興味があったころ、書店でこの資格の問題集を見つけて、内容を確認してみると、「当時の知識+ちょっとの勉強」で受かりそうな気がしたからである。

 この試験は、「日本下水道事業団」というところが実施している。この試験の目的は、同事業団のホームページによれば、「下水道管路施設の維持管理業務に従事する技術者の技術力を公平に判定し認証することにより、管路施設維持管理の健全な発展と技術者の技術水準の向上を図り、もって下水道の適正な維持管理に資する」こととされている。要は、下水道業務に従事する技術者の技術レベルの認定制度である。

 この試験は、以前は「管路施設」と「処理施設」に区分されていて、私は両方とも持っているが、現在は、「処理施設」の方は、以下に述べる「下水道技術検定」のうちの「第3種技術検定」に一本化されている。


 「下水道技術検定」とは、やはり同事業団が実施している試験である。下水道法及び下水道法施行令により、下水道の設計、工事の監督管理及び維持管理は、学歴に応じた一定の下水道実務経験を有する者に行わせなければならない 。この技術検定は有資格者の早期確保などを目的に創設されたものであり、合格者は、必要な実務経験年数が短縮されるのである。

 また、下水道処理施設維持管理業者登録登録を受けようとする業者等は、「第3種技術検定」に合格し、一定の実務経験を有する者を置くことになっている。

 この「下水道技術検定」は、技術の内容に応じて「第1種技術検定」、「第2種技術検定」、「第3種技術検定」の3つに区分されており、それぞれ、「下水道の計画設計」、「下水道の実施設計及び工事の監督管理」、「下水道の維持管理」のための技術が検定の対象となる。そして、従来の「下水道管理技術認定試験」合格者は、下水道処理施設維持管理業者登録の際は、「第3種技術検定」合格とみなされることになっている。

 特に、受験資格は定められていないので、誰でも受験できる。特に、下水道関係の業務に従事していなくとも、環境関係の仕事をしている方が、関係技術について勉強するために、ステップアップ計画の一環として受験するのも良いかもしれない。

 試験のレベルは、受験する人のバックグラウンドの違いにより、一概に言うことは困難である。私の場合は、この方面は、特に専門というわけではないが、問題集1冊のみで、実質1週間程度の勉強で合格できた。


(この記事は、以前本館の方に掲載していたものを書き直したものです。)

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