マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

34年振りの西国立駅:立川機関区の面影は・・・

2010-06-10 01:11:00 | 写真撮影
こんばんわ。

昨日は部内研修が立川の会場であり、最寄り駅となる西国立駅を利用しました。
西国立と言えば、かつては駅ヨコに立川機関区があり、ED16や時代によってはEF10、EF13といった旧型電機が集まる、ある意味聖地みたいな場所だったんでしょうね。

私はあまり用事も無くて、殆ど訪れる縁も無い場所だったんですが、2回ほど大むかしに立ち寄ったことがあります。と言いますか、中学生になったばかりの頃、府中本町から立川に抜ける際に、偶然に立川機関区と言う存在を見つけ知ったんですよね。

※撮影は、特記以外は平成22年6月9日です。




現在の西国立駅です。昔訪れた時に1度だけ入場券を購入したことがあるので、下車したことは間違いないのですが、駅舎や駅前の様子などは全く記憶にありません。
駅舎とコンビニが併設となっており、スタイル的にはやや使いづらい感じがします。どちらかと言うとローカル私鉄っぽいですね。



昭和51年7月4日

多分、このEF1013が留置されている辺りは、現在の駅舎になっている辺りか、ほんの少し立川寄りくらいだと思います。
現在は2面2線の対向式ホームとなっていますが、当時は南行ホームは島式だったようです。ただし、機関区側の線(駅舎寄り)は使用されていないようで、線路が錆びていることが写真からも分かります。




同日に撮影したもので、ホームの立川寄りからは、狭い立川機関区の庫内を見ることが出来ました。手前の留置線には先ほどのEF1013とED162、そしてもう1両のED16と救援車が留置されていました。奥にも4次型のEF10が見えますね。オートハーフなので、画像不鮮明により番号が読み取れないのが残念です。




これが現在の同じくらいの位置を想定して撮った写真です。ホームは片側のみの使用となり、外側には真新しい、背の高いフェンスが建っていました。
外を見ると、元立川機関区跡は再開発と思われるマンションが建ち、ちょうど庫があった辺りは公共空地となってしまったようです。現在の様子からでは、とても機関区があったことは想像できませんね。




せっかくなので、電車が来るのを待って構内を撮ってみました。昔、EF13かEF15が通過しているシーンを撮影したような記憶があるのですが・・・まあ、何かの機会に見つかったらスキャニングしておきます。
電車も茶色から黄色、そして銀色と変わってしまいました。73系が走っている頃は、この区間は全部4両編成だったように記憶しているのですがね。そんな記憶も残っているせいか、ホームも長く延びたような気がします。
写真を良く見ると、こちら側のホームの屋根が片屋根ではなく、如何にも島式であったかのような形状をしていますね。昔の面影が残る、唯一の点だったように思います。

今から34年も前の写真ですが、いつ頃無くなってしまったんでしょうね?ED16が引退してからは、全く無縁の地になってしまいました。そんな記憶から薄れてしまった風景が、現実に記憶から消えてしまった風景になってしまいました。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ
記憶がセピア色に変わる・・・
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする