あるブログを読んでみた。
つい最近からスタートしたばかりで、まだ数えるほどしか、記事はアップされていない。
文章力は、問題なし。(ナニサマ発言、日常茶飯事のわたし)
かんじんの内容・・・非常に問題なし。(あ、こういう表現、国語の先生には怒られそう)
というか、ずしりと重みがあって安定していて、安心感が持てて、素晴らしい。
ほんの幾つかの記事でも、これまで生きてこられた人生、キャリアが出ている。
わたしは、この人なら、なんの抵抗もなく信頼できる、と、勝手に思った。
わたしにはないものを確実に着実に、しっかり持っておられる。
それは、わたしが背伸びをしようが、なにをしようが、届かないもので、
わたしが価値を置いているもののひとつだ。
わたしは努力家でマジメな人が、大好きなのだ。
そうして、いともかんたんにスピーディに、わたしは、その方に一目おく。
つまり、尊敬してしまうのだ。
好きなる、そして、ファンになってしまうのだ。
昔、コピーの先生に、
「まず、あなたを知りたいので、なんでもいいから、文章を書いてください」
と、初対面の時に、そう指示された。
「ほんの数行でもいいので、自由に好きなテーマで、どんな文体でもいいから、書いてみて」
そう言われると、自由であればあるほど、結構、難しかったりする。
時間も、文字数も、なにも決まってないし、辞書も使えないとなると、
漢字・誤字脱字でボロが出ないような、カンタンな、ごまかしがきくようなものになったような気がする。
(内容は、なにを書いたか、あまり覚えてない・・・)
そのときの先生の反応は、どんなだったかなあ・・・???
テーマを絞ったものなら、すんなりいく。
あるときのテーマは、「口紅」。
当時の一連の課題・原稿用紙が、何年か前に出てきて、読んでみたら顔から火が出た。
まあ、恥ずかしげもなく・・・こんなダサダサのものをよくもまあ、書いていたものだ・・・
時代の流れ(流行)もあるだろうし、まだ若かったということもあったのだろう。
に、しても・・・だ。
先生は、こうおっしゃった。
「ほう・・・なかなか・・・なかなかですなあ・・・。
あなたのご主人が、羨ましいですなあ・・・」
言われたときは、なんの意味だかよくわからなかったが、今ならわかる。
ちょっと、与謝野晶子系だったかも。
人の書く文章には、ものごとや人の、表面だけでなく、目に見えない深いもの、自分でも気付かないものが
意図せず、表れるもののようだ。