友人から「面白そう」と、教えてもらった映画をぜひ観に行きたい。
だが、近所の映画館でも、いつも行く映画館でも、上映されていない。
もう少し足を伸ばさなければならない。
先週、もう一作、彼女は別の、大好きな映画(2004年作)を一人で観に行ったそうだ。
わたしを誘おうかちょっと迷ったものの、出先の用事のついでに観るため、時間がはっきりしなかったので、わたしには声をかけなかったという。
次の彼女のオススメ映画にはかなりわたしは興味を抱いている。
観る気、満々。
たが、二人で観るのは、とどまりそう。
二人の住居の中間の地にある映画館まで足を伸ばすのが億劫。
都会なので疲れる。
そして、時間を合わすのが、面倒。
ぱぱっと自分の都合がよい時間に動くと、フットワークが軽い。
映画を観るのに何も二人揃って観なくても、どうせ上映中は話せないし、観るのは一人が適している。
デートなら二人で観ることに意義があり、二人が同じ場所にいて同じことをするのが楽しいのだろうけれど、映画が主。
コミュニケーションは二の次。
感想は、帰りにお茶しなくても、LINEで話せばよい。
こんな考え方、行動の仕方は、ぬくもりがないのかも知れない。
が、いちいち会わなくても、数年に一回、顔を見て空気や温度が伝わればそれでよい。
とかなんとか言いながら、わたしは毎週、顔を合わせたり、毎日、会ったりしている人もいる。
好き嫌いや、熱意が有る無し、ではなく、相手が忙しい、遠いところに住んでいる、時間を合わせるのが大変な場合は、頑張って調整しない。
とはいうものの、実の姉となどは、そう遠くに住んでいないのに、1年に1〜2回会えば、多いほう。
別に会わなくても、会うことを目的としない、あくまでも会うのは手段だからだ。
友人にはとりあえず、「◯曜日、オススメの映画に行きます」と伝えるか、「映画に行って来ました」と報告すべきか、、、
都会の真ん中に出向くのが億劫で、出力エネルギーを最小限にしたいと望む、省エネスタンスのわたし。
何しろ、目的は映画なので、熱いうちに、上映中に足を運ばなければ、モタモタぼやぼやしていて映画が終わってしまうのは避けたい。
わたしからのオススメの映画はありますか?と、彼女に聞かれたが、わたしは、行ける日、行ける場所の映画館で上映されている中から選ぶため、能動的にぜひ!というものはない。
受動的、暇つぶしだからだ。
インターネット配信の映画や、レンタルビデオ映画も観てみたが、イマイチだった。
内容は良くても、環境(自宅)や、映像状態が良くないと、ガッカリする。
やっぱり映画館で観るのが一番。
わざわざ遠くの映画館、早朝上映で観た映画は今もはっきり記憶に残る。
惰性で観る映画には駄作や、つまらないものもあるが、低予算でも面白いものに出会うと感動する。
人生の彩、機微に触れて、得をした気になる。
感動する、こころの瑞々しさは、まだわたしにはある。
※写真は、先月、バリ島、ウブドの街、ショップ前歩道。
ビーチサンダルが歩道に捨ててあるのかと思いきや、ショップ内に店員さんが裸足で入るため、歩道に脱いでいるよう。
他のショップ前でも同じような光景を目にしたので、現地ではあんなかんじで、おおらか。