都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

レーサーとプロムナードのブレーキ交換:進歩し単純化するテクノロジーの恩恵

2017-12-02 03:11:41 | 趣味

 1988Racerはシマノ105セット。当時はベアリング入りサイド・プルとSLRとして一世を風靡。しかし現在ではブレーキの効きが悪い。そこでシマノの革新である最新の両側ピボット(サイド・プル型のセンター・プル)BR-R800012千円位 : http://bike.shimano.com/content/sic-bike/ja/home/components1/road/ultegra-r8000/br-r8000.html )交換は簡単、調整もしやすい。このブレーキはワイマンの特許切れで、Wピポッドのブレーキを発展させたものだ。センター・プルの構成であり直付けもある。千鳥嫌いのシマノ(昔はセンター・プルでも千鳥なしの500を作っていた)がついに集大成をなしたブレーキだ。CアームがYアームをローラーで補助し左右の均一化を図っている。このブレーキは二代目になり元祖より単純化している。なお、ピボットの内側倒れも防止するアームがつき剛性が増している。シマノの改良は流石だ。効きは文句がない。これがこの値段ならお得。昔のCOMPAGNOLO RECORD で280g 25千円位だった。今回のは360gだが効きは抜群だ。ブレーキ本体とシュー、タイヤに金を惜しんではいけない。

 1978Promenadeはもともとブレーキがサイド・プルとドラムだったのを、後ろもサイド・プルに変更。DIA COMPEでシューだけ昔の600Ultegraに変更。しかし効きが悪い。老境に差し掛かり安全第一とテクロトを選ぶ。BR-R8000のひとつ前の世代であるWピボット・ブレーキに替える。これはCアームのピボットをセンター・プル風にして、Yアームの効きの弱さをCアームが裏から梃子で補助するというメカニカルな仕掛け。荒っぽいが良く効く。この梃子の補助にスクリューを仕込んで左右の効きの調整もできる。本体に基盤があるため重量はあるが、これを動かすとサイド・プルの弱点の片効き調整があっけなくできる。効きは強力でリニアだ。テール・ロックも簡単。ついでにブロック・ダイナモもLEDに。夜も早めの点灯が安全。しめて6千円位。あと10年乗ると車齢も50年だ。

 ものを永く使うのは手間も金もかかるが楽しみがある、テニスのあと4時間の作業は疲れた、風呂が楽しい

 これからはランドナーのセンター・プル直付けもシマノ型両側ピボットになるのではと思う。ギロチン型のシューやアーチ・ワイアー、千鳥はややこしい。エンジンでいうと、カム、プッシュ・ロッド、アームのOHVとバルブを直動のDOHCくらい違う。

 自転車もテクノロジーが変わる

コメント
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