都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

東山ウォーキングと和中庵見学

2017-12-12 03:57:26 | 京都

 12月初めの土曜でも、錦秋の山の装い。洛中から三条通を歩く。途中で神宮道を北に、疎水の周りを南禅寺まで、さらに北の永観堂へ、朝の9時前なのに人が多い。

 特別公開のノートルダム女学院中高の隣にある和中庵(入場料600円、関係者無料 http://wachuan.notredame-jogakuin.ed.jp/about/index.html )に足を延ばす。もともと、近江の「スキー毛糸」で有名な藤井彦四郎の邸宅であったらしい。2階の母屋(現存しない)、洋館、客殿、茶室(非公開)が鹿ケ谷の谷を生かして配置されている。一族では関連し、兄である4代目藤井善助の藤井斉成会有鄰館( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E4%BA%95%E6%96%89%E6%88%90%E4%BC%9A%E6%9C%89%E9%84%B0%E9%A4%A8 )もある。

 第二次世界大戦後、ノートルダム教育修道会の修道院として使用されたという。丁度、その頃はGHQが岡崎の邸宅(水洗便所があったためといわれる)や利用できる用地があった北山での住宅建設などが付近にあったのも一因だろう。

 ノートルダム女子大の歴史も分かる歴史建築だ。見どころは渡り廊下と、東側の庭園へのヴィスタが開けている客殿だ。客殿は鴨井に通気の窓が四周にあり、外側には虫よけ網がある。また、外の御簾の釣り金具、内側にはカーテンの釣り金具があり虫よけかと思う。

 昔の豪商は贅沢だったのだなと思った。愚妻は知合いの先生方やシスターとご挨拶。

 この後、錦林車庫あたりから5番のバスで帰洛。午後は大阪に出かけて充実の一日。

 

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