最新のまとめ情報:https://en.wikipedia.org/wiki/Surfside_condominium_building_collapse
地下の柱が海水浸透により、鉄筋が錆びコンクリート剥落になっていたようだ。下が崩れて上の躯体が倒れたのだろうが、倒壊でなく、各階が崩壊している。
これは
①上層部のコンクリートも劣化があった
②鉄筋が少なく、コンクリートとの密着がなかった(細くまばらな丸い鉄筋が事故現場に見える)
③構造に粘りがなく荷重のみ支える方式か(倒れだしても止められない)
我が国の耐震構造設計(新耐震)では、呆れるほど主筋、フープやスタラップ(帯筋)を入れる。神戸の震災でも上に上げられてから下に落ちて座屈はあったが崩壊は覚えがない。今回のコンドミニアム崩壊は、各階の構造が弱かったのも二次的要因だろう。
それにしても恐ろしい崩壊だ。事件の近所にあるコンドミニアムも安心してはいられまい
土台の崩壊が恐ろしいのは西成の住宅崩壊も同じだ。垂直に近い擁壁の事故は逗子でも起こっている( https://www.asahi.com/articles/ASP2571KDP25ULOB01T.html )擁壁の設計と施工には適正な勾配と工法が不可欠だ( https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/jigyousya/technical_information/consultant/binran/etsuran/qgl8vl0000005ecr-att/sekkei03_03.pdf )