昨年2月頃から1年半続き、やっとワクチン接種にこぎつけた。その間、Go To Travelだの紆余曲折があり、利権、汚職と辞任有罪判決などでいよいよ政治への不信となっている。
貯蓄率は上がり、家計資産は1,946兆円( https://jp.reuters.com/article/houshold-asset-idJPKCN2E101U )まで増加、政府の赤字1,100兆円( http://www.ritsumei.ac.jp/ec/why/why02.html/ )があっても、我が国としては貯蓄が上回る。いざとなれば、家計資産を税金で取り上げれば解決する。但し、資産の保有は殆ど高齢者であり相続税の更なる徴収が予測される。
問題は、利権政治でのぼろ儲けだ。コロナ禍関連やオリンピックでのパソナ(竹中平蔵)や電通がその代表だ。税金の不平等が言われたが、この利権は明治政府の払い下げと財閥形成に似ている。普通なら政党間での争いになるはずが頼りない野党はそれもない。
失われた20年とともに、官僚の機能も低下し通産省や大蔵省主導型「日本産業護送船団」はなくなった。天下りが無くなり官僚のメリットが縮小し、残業過多で不人気業種になりつつある。
政治はさらに悪化し、更に官僚を巻き込んだ利益誘導や不祥事隠しが横行している。
これで、コロナ禍をきっかけに日本企業の終身雇用、年功序列と社内教育に見切りをつけ、ジョブ型という「即戦力」と成果型報酬になりつつある。大人しい会社員ではだめで、我が身を守る能力と主張への転換だ。具体的には技能を身に着けるため、証として資格を取るのが良い。
政治、官僚、企業が危うい中で、地方銀行はじめ間接金融も危ない。投機的直接金融の投信や買収などが元気なだけだ。山師的な儲け方はアニマル・スピリッツでアメリカ型だ。
大人しく貯金をして身を護るのもいいが、主張も大事だ。特にこれから長く働かざるを得ない若者の「傷つけられたくない、傷つけない」という忖度的生き方からの脱却が欲しい。
人生は選択し、自分の力をつけないと楽しく生きていけない