虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

お家にあるボード(カード)ゲームで、算数が得意になる 1

2017-12-14 20:21:25 | 虹色教室の教具 おもちゃ

 虹色教室では、子どもたちが市販のゲームで遊ぶ際、

それぞれの子どもがより楽しく取り組めて、

遊ぶうちに算数の力が伸びるように

遊び方にちょっとした工夫をしています。

既存のルールを少し変えたり、

点数計算の際に表にしたり、小道具を使ったりしています。

 

それでは、どんな工夫をしているのか、いくつか紹介しますね。

 

100かいだてのいえ すうじかるた で楽しく遊ぶ という記事で、

100枚という数が、間延びするため子どもの達成感を奪ってしまうので、

数を調整する、という話を書きました。

 

ただ、数を数えたり、簡単な計算をしたりすることに

興味を持っている子らとこのゲームをする場合、こんな工夫もしています。

 

(カードが100枚だと多すぎるので)減らしたカードを、

各生き物ごとに、(11~20、21~30などで同じ動物になっています)

表向きにして重ねて置き、プレゼントとしています。

下の写真のように重ねたカードの枚数を、紙に書いています。

 

遊び方は、100かいだてのいえ すうじかるた で楽しく遊ぶ

の神経衰弱もどきのまんまなのですが、

各生き物のカードは10枚なので、プレゼント用のカードの

枚数を引いた数だけカードを

集めると、プレゼントをもらえるルールにしています。

下の写真は、年中児がこのゲームをしているところです。

51~60の数カードである蜂のカードを5枚集めたところです。

 

 

自分が、へびのカードを4枚集めると、「6」の数のところにあるへびのカードを

6枚もらえることになります。

子どもは、プレゼントが欲しいので、進んで10の補数の計算をしようとします。

こうした複雑さは、ゲームをワクワクするものに変えてくれます。

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こちらも、年中さんが、りんごを集めるゲームをしているところです。

それが、遊んでいる時にトラブル発生。

ルーレットを回すと、4つりんごがもらえるところにとまったのに、

もう木にはりんごがなかったのです。

そこで、「見えないりんごをふたつ取ったということにして、りんごがいくつ

だったか数えてね」というと、ただ数えるだけの時よりはりきって

楽しそうに数えていました。

「14こだったよ」とAちゃん。

いっしょにみんなで数え直し。

12こまでりんごを数えてから、テーブルを2回トントン指で

たたきながら、「13,14」と数えました。

「おお当たり!14こだったね」

 

 


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