『100かいだてのいえ すうじ かるた』はとても魅力的なおもちゃです。
教具としても価値があり、値段も手ごろです。
1~100までの数が書いてある絵カードは、縦に並べていくと
100階建ての家になるようになっています。
かるたとして遊ぶだけでなく、さまざまなゲームを楽しめます。
ただ、100枚となると、幼い子には手にあまる数量なので、
カードについている説明書通りに遊んでいると、途中で飽きたり、
そのため達成感が得られなかったりしがちです。
そうした遊び方を続けていると、数嫌いになる子も出てくるので
注意が必要です。
教室の子たちが好きな神経衰弱風の遊び方を紹介します。
数の絵カードを全て裏返します。(かるたの読み札は使いません)
順番に5枚めくり、同じ生き物のカードだった時は、
小さい数が上になるようにして自分の前に並べます。
11~20までや31~40までといったように
10ごとに生き物の種類が変わっています。
5枚めくる時、すでに自分が持っている生き物の絵カードが出たら、
1枚でももらって、自分の前に並べている数の家に加えていきます。
そうやって、たくさん自分の建物を建てていく遊びです。
このゲームでも100枚すべて使うのは多いので、
各生き物の5枚ずつを別に重ねておいて、
「5枚同じ生き物を集めることができたらもらえる」という
甘めのルールを加えると、数の秩序を味わいつつ
楽しく遊べるかもしれません。