虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

数学的な勘が身につく教室で大人気のボードゲーム

2019-03-10 20:04:08 | 虹色教室の教具 おもちゃ

『ポーションエクスプロージョン』は教室の子で嫌いな子がいないほど大人気のゲームです。

(組み立て式のビー玉コースターは壊れないようにボンドなどで補強すること

をお勧めします。)

対象年齢は14歳以上と書いてあるのですが、ルールのややこしすぎる部分

をちょっと甘めにしたら3,4才の子から楽しめています。

魔法のお薬を作ったり、魔法を使ったりしながら、得点をためます。

魔法の薬を使う時に、「各色につき最大1個づつしか獲得できない」

「隣同士の異なる色を二個選ぶ」「連続する同じ色の材料を二個以上選んで獲得する」

といった言葉を、幼児であっても、やり方を見せてから難しい言葉の

まま説明しています。

(間違えても注意せず、何度も正しい方法を見せ、耳で触れさせています。

テストしたり教え込んだりはしません。教えるためにしているというより、そうした言葉を

難しい言葉だからとシャットアウトしないで、自分で理解できるものと

とらえることができれば

いいと思っています。)

子どもが何度も熱心にやりたがる時は、その都度、何度も繰り返しそうした言葉を

使って、言葉の意味するものを察する力がつくよう気をつけています。

 

年長さんになると、獲得したたくさんのボトルを足し合わせています。

3点、4点、9点、11点とさまざまな点数のボトルがあります。

最初は数え上げて足していますが、数え上げていくにしても100近い数になるので

子どもの熱意に驚きます。

少し慣れると10になる組み合わせを作ったり、

10に近い数を全て10と考えて、すべてを足した後で、余分に足した分を

引いたりして工夫して計算するようにしています。

 

『死ぬまでにピラミッド』も人気のゲームです。

形のさいころをたくさんふって、ピラミッドを作っていくゲームですが、

子どもには三角を作っていくのはなかなか難しいのです。1年生くらいの子から遊んでいます。

3年生以降の子とは遊んだ後で、規則性を調べて、三角の数を当てるクイズも楽しんでいます。

 

『ニューマスターマインド』は毎年のように3年生以上の男の子たちを

夢中にさせているゲームです。

10年以上前から人気は変わりません。

算数好きの子は1年生くらいからでも楽しんでいますが、最初は当てる色を2種類にして、

「2個ずつ同じ色で4個のピン」を推理して遊んでいます。


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