虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

「こうしたい!」から生まれる新しいアイデア

2016-12-19 20:48:16 | 工作 ワークショップ

大きいサイズの2階建て(屋根裏部屋つき)の家作りを楽しんでいた、1〜2年生の女の子たち。

2階をセロテープで貼る段になって、「先生、これ貼っちゃったら、遊べないよ。だって、ドアから手を入れても……。」ぶつくさ言い出しました。

「えっ?このドールハウスの1階のところでも、人形とか動かして遊ぶつもり?」とたずねると、口をそろえて、「遊ぶよー!!」と返ってきました。

そんなあたり前のことを聞かないでと言わんばかりの女の子たち。

 

「だったら、2階がパカッとはずれて、遊べるようにしなきゃダメなんじゃない?」というと、それぞれ知恵を絞って、1階、2階、屋根裏部屋のそれぞれで遊べるお家を作っていました。

 

Cちゃんの家は、落ち着いた色合いです。

 

1年生のAちゃんのお家。

屋根と2階部分を横に倒すと、1階が現れて遊べるようになっていました。

 

が、Aちゃんはこれが気に入らない様子。

屋根と2階が壁面にプラーンとぶらさがっているなんておかしいとのこと。

「先生、2階をはずしても、ちゃんと立っているようにしたい」とAちゃん。

そこで、2階の壁に折りたたむと壁になり、開くと建物の柱代わりになる紙を貼り付けました。

 

Aちゃんのアイデアで、2階部分を倒すと、ピンクの床が壁になって新しい部屋が生まれ、下に駐車場スペースができる仕組みが完成しました。

やはり必要は発明の母でした。

 

Bちゃんのエレベーターつき2階建てハウス。

エレベーターはストローのレバーを回すと上下します。

 

算数の問題もみんながんばりました。



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