虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

2、3歳児向けの算数問題

2014-09-25 22:00:14 | 算数

2、3歳の男の子たちのグループレッスンです。

 

遊びや物作りやお料理や実験などをしたあとで、最後に算数の学習タイム。

 

「何歳ですか?」とたずねると、指を2本立てる2歳児さん、3本立てる3歳児さん。

「それでは、お誕生日の時には何本ろうそくを立てたの?」とたずねると、

立てている指を得意そうにつきだして、「にー」「さん」と答えます。

 

「では、今からお誕生日。立てたろうそくをフーッと消すよ。

☆くん、ろうそく3本、フゥー、フゥー、フゥーと消せるかな?」と、

指で見立てたろうそくを、1本ずつ消す真似をすると、☆くん、上手にできました。

ところが、●くんは、フゥー、フゥーと2本だけ消しておしまいとしています。

「●くん、1本ずつ、フゥー、フゥー、フゥーよ」と言いますが、

やはり、2本だけ消す真似をして終わってしまいます。

まだ、1対1対応が怪しい様子。

それでもこうした遊びを通して、しっかり数について理解していくはずです。

 

電車のおもちゃを2台用意して、「3人に配るわよ」と言うと、

「はーい」と大喜びのお返事。

でも、1台を◆くんに。2台目を●くんに……と配ったところで、電車がなくなって

しまったところを見せると、その段になって、「えぇー!???」と驚愕した表情で、

おろおろする☆くん。

 

わたしが2台の電車を持っていた時点では、3人いる自分たちに配ると

足りなくなるかもしれないことは思いもよらなかった様子です。

「◆くんと、●くんと、☆くんで、3人だもんね。

電車は1,2……2台だもんね。足りないね。

さぁ、こっちからもう一台出して、はい」とケースから電車を出して☆くんに渡すと、

満面の笑みでニコニコしていました。

 

最後に、そうした算数問題をいくつか解いたところ、よほど面白かったのか、

「もうちょっと教室にいる~」とめそめそしている子がいました。

 

↑ ホットケーキを作っています。

「白いのが、だんだん黄色くなった!」とびっくりしながら報告してくれる

●くん。

 

 


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