創造的で生産的な何かを生み出す会話って? 1
創造的で生産的な何かを生み出す会話って? 2
の続きです。
★の記事に次のようなコメントをいただきました。
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子供らがもう少し大きくなったら、夜の家族団らんの時間を有意義に過ごしたい・・・と、思っているのです^^ そんな私には、奈緒美先生のお宅は親子での会話が多く、おまけにその質が高く思えるのです・・・^^ 家族で過ごす時間で何か気をつけていた事とかあるのでしょうか・・・?
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うちの場合、そんな有意義な家族団らんではなく、
みんなそれぞれ一度座っちゃうと腰が重くなるダラダラ体質の人が多いので、
お腹がいっぱいになるとそのままファンヒーターにあたりながら「ああだこうだ」と好きなことをしゃべっているという感じです。(といってもダンナと娘は、ちょっとすると、さっさとおしゃべりから抜けて用事を始めるんですが……)
『親から子へ 幸せの贈りもの』 E.アンダーソン他 玉川大学出版部
の中で、自尊感情を伸ばす5つの原則のひとつめは次のようなものです。
「子どもたちの考えていることや感じていることに耳を傾け、認める努力をしましょう」
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子どもたちが一番望んでいることの一つは、
大人が自分たちのいうことをよく聞き、自分たちを理解してくれることです。
自分たちには価値があり、
人生のなかで貢献できることがあると子どもたちが感じるためには、
親や世話をする大人たちが彼らの話を聞き、その考え方を認めることです。
子どもたちが受け入れられていると本当に感じると、
より早く大人としての行動がとれるようになります。
しかし 私たちは親として子どもたちに対して、彼らの話を聞いたり、理解したりするより、とかく指導し、忠告し、評価しがちです。
私たちは最善のことをしてほしいという期待を子供たちに伝えることが、子どもたちが私たちに話すことよりはるかに大切だと信じています。
それどころか、元気で活発な子どもたちが社会に受け入れられることを第一に考えるがゆえに、私たちが好まないことは正す必要があると信じ込んでいる人がいるのです。
そして、子どもたちにどのように考えるべきなのか、
どのように感じるべきなのか教えようとします。
もし子どもたち自身が気にしていることと、
私たちが子どもたちの気持ちはこうあるべきだと考えることが一致しない場合、
私たちはそのことを彼らにいってしまうことがあります。
そして子どもたちに自分は正しく考えたり感じたりしていないという印象、
すなわち自分はあるべき姿ではないという印象を
成長の早い時期に与えてしまいます。
(『親から子へ 幸せの贈りもの』より)
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子どもが最も望むのは、大人が自分の話に耳を傾けてくれることだし、そうするだけで自然に子どもは前向きで向上心に満ちた性質になってくることは、
私が接したどの子にも共通していています。
あれもしなきゃ これもしなきゃ、あれもさせなきゃ これもさせなきゃと忙しくせずに、普段から子どもとの会話を楽しむようにしていると、
子どもは自分の学習は自分でがんばります。
親としての仕事は、子どもが家庭でゆっくりリラックスできて、好きなことが口にできるようにしてあげるだけで十分なのかな……
わが子たちを見ていてそう思うときがあります。
子どもが幼児や小学生のときにオススメなのが、
簡単な工作をいっしょに楽しみながら会話をすることです。子どもは自分で作った物のことは、一生懸命言葉で表現しようとするからです。
会話といえば、
中学に入学したばかりの時に、息子が学校でこんな作文を書いてきました。
小学校の間、年がら年中、紙工作をしていた息子らしい会話の捉え方だなと感じました。(まだタイトルと文章の関係がよくわかっていなかったころなので、自分の考えとファジー理論がどう関係あるのか、肝心のところは抜けているのですが‥‥‥)
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『ファジー理論と会話』 ○年○組 ○○○○
ぼくはファジー理論のことが書いてある本を読んで、今、創造力を大切にしないといけないと思った。どれだけ仕事をするのがうまくても、機械がやってくれる今の時代はどうしても負けてしまうことがいくつかある。
そんな機械が何でもやってくれる時代だからこそ、機械が持っていない創造力、人間性を使わないといけない。
機械は便利でいろいろな動きをしてくれる。しかし機械には、環境問題を考えたり、未来を創造したり、相手の心を感じ取ったりできない。
人間がやるべき仕事はそういうことなのだ。
人間性で考えると、日々の会話が大切で、しかも、ただ自分の言いたいことを一方的に言うのではなく、相手の言っていることをよく理解して聞くことでちゃんとした会話だと言える。
その会話によって、他人から情報を受け取りそれを応用することにより創造力が身につき人間性も増す、このようにして人間はよくなっていくのだろうとぼくは考えている。すでに授業と言う形で学校は 会話しているのだ。
しかし、会話をさまたげることがある。それは「常識」だ。
たとえば、人間が空を飛べるかの話をしていたとき、それは無理だろうと決めつけてしまうと、そこで会話はとぎれてしまう。
無理と決め付けなければ成功する可能性がもっと上るはずだ。
この際「そんなことありえない」とかそれはまちがっている」などの決め付けをなくせばアイデアや新たな成功のきっかけとなると思う。
そして決め付けを直すことによって考えが深まると思う。
ぼくも作文という形で会話を書いた。そしてこれを読んで会話が成立するのを心待ちにしている。
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創造的で生産的な何かを生み出す会話って? 2
の続きです。
★の記事に次のようなコメントをいただきました。
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子供らがもう少し大きくなったら、夜の家族団らんの時間を有意義に過ごしたい・・・と、思っているのです^^ そんな私には、奈緒美先生のお宅は親子での会話が多く、おまけにその質が高く思えるのです・・・^^ 家族で過ごす時間で何か気をつけていた事とかあるのでしょうか・・・?
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うちの場合、そんな有意義な家族団らんではなく、
みんなそれぞれ一度座っちゃうと腰が重くなるダラダラ体質の人が多いので、
お腹がいっぱいになるとそのままファンヒーターにあたりながら「ああだこうだ」と好きなことをしゃべっているという感じです。(といってもダンナと娘は、ちょっとすると、さっさとおしゃべりから抜けて用事を始めるんですが……)
『親から子へ 幸せの贈りもの』 E.アンダーソン他 玉川大学出版部
の中で、自尊感情を伸ばす5つの原則のひとつめは次のようなものです。
「子どもたちの考えていることや感じていることに耳を傾け、認める努力をしましょう」
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子どもたちが一番望んでいることの一つは、
大人が自分たちのいうことをよく聞き、自分たちを理解してくれることです。
自分たちには価値があり、
人生のなかで貢献できることがあると子どもたちが感じるためには、
親や世話をする大人たちが彼らの話を聞き、その考え方を認めることです。
子どもたちが受け入れられていると本当に感じると、
より早く大人としての行動がとれるようになります。
しかし 私たちは親として子どもたちに対して、彼らの話を聞いたり、理解したりするより、とかく指導し、忠告し、評価しがちです。
私たちは最善のことをしてほしいという期待を子供たちに伝えることが、子どもたちが私たちに話すことよりはるかに大切だと信じています。
それどころか、元気で活発な子どもたちが社会に受け入れられることを第一に考えるがゆえに、私たちが好まないことは正す必要があると信じ込んでいる人がいるのです。
そして、子どもたちにどのように考えるべきなのか、
どのように感じるべきなのか教えようとします。
もし子どもたち自身が気にしていることと、
私たちが子どもたちの気持ちはこうあるべきだと考えることが一致しない場合、
私たちはそのことを彼らにいってしまうことがあります。
そして子どもたちに自分は正しく考えたり感じたりしていないという印象、
すなわち自分はあるべき姿ではないという印象を
成長の早い時期に与えてしまいます。
(『親から子へ 幸せの贈りもの』より)
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子どもが最も望むのは、大人が自分の話に耳を傾けてくれることだし、そうするだけで自然に子どもは前向きで向上心に満ちた性質になってくることは、
私が接したどの子にも共通していています。
あれもしなきゃ これもしなきゃ、あれもさせなきゃ これもさせなきゃと忙しくせずに、普段から子どもとの会話を楽しむようにしていると、
子どもは自分の学習は自分でがんばります。
親としての仕事は、子どもが家庭でゆっくりリラックスできて、好きなことが口にできるようにしてあげるだけで十分なのかな……
わが子たちを見ていてそう思うときがあります。
子どもが幼児や小学生のときにオススメなのが、
簡単な工作をいっしょに楽しみながら会話をすることです。子どもは自分で作った物のことは、一生懸命言葉で表現しようとするからです。
会話といえば、
中学に入学したばかりの時に、息子が学校でこんな作文を書いてきました。
小学校の間、年がら年中、紙工作をしていた息子らしい会話の捉え方だなと感じました。(まだタイトルと文章の関係がよくわかっていなかったころなので、自分の考えとファジー理論がどう関係あるのか、肝心のところは抜けているのですが‥‥‥)
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『ファジー理論と会話』 ○年○組 ○○○○
ぼくはファジー理論のことが書いてある本を読んで、今、創造力を大切にしないといけないと思った。どれだけ仕事をするのがうまくても、機械がやってくれる今の時代はどうしても負けてしまうことがいくつかある。
そんな機械が何でもやってくれる時代だからこそ、機械が持っていない創造力、人間性を使わないといけない。
機械は便利でいろいろな動きをしてくれる。しかし機械には、環境問題を考えたり、未来を創造したり、相手の心を感じ取ったりできない。
人間がやるべき仕事はそういうことなのだ。
人間性で考えると、日々の会話が大切で、しかも、ただ自分の言いたいことを一方的に言うのではなく、相手の言っていることをよく理解して聞くことでちゃんとした会話だと言える。
その会話によって、他人から情報を受け取りそれを応用することにより創造力が身につき人間性も増す、このようにして人間はよくなっていくのだろうとぼくは考えている。すでに授業と言う形で学校は 会話しているのだ。
しかし、会話をさまたげることがある。それは「常識」だ。
たとえば、人間が空を飛べるかの話をしていたとき、それは無理だろうと決めつけてしまうと、そこで会話はとぎれてしまう。
無理と決め付けなければ成功する可能性がもっと上るはずだ。
この際「そんなことありえない」とかそれはまちがっている」などの決め付けをなくせばアイデアや新たな成功のきっかけとなると思う。
そして決め付けを直すことによって考えが深まると思う。
ぼくも作文という形で会話を書いた。そしてこれを読んで会話が成立するのを心待ちにしている。
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昨年2回ほどワークショップに参加させて頂き、先日の絵画展にお伺いさせて頂いたのですが、
(その節はお菓子の箱を頂いて、お絵かきを始めてしまいました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした)
その日以来毎日「なのみせんせいに~」とか言いながらお絵かきしたりして遊んでいます。
ほんの短時間でしたのに子供にとって、耳を傾け、手をかけ、認めてもらえるという事がこんなにも印象に残るのかとびっくりしております。
同時に私の子供への向かい方が、子供にとっては充分ではないのだとも気づかされました。
お時間ができましたら、ワークショップ等でお会いできますことを娘とともに楽しみにしております