「やらなきゃいけないことを、さっさとやる」ができない子 必要最低限のことをやってほしい 1
の記事にいただいたコメントを紹介します。
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久しぶりにコメントします。
先生のところに息子と伺ってからもうすぐ2年になります。
あの母子二人の大阪旅行は、今でも時々息子と話すほどに、心に残る思い出深いものです。
この記事に書かれている内容のコメントは、たしか息子が1年生の時、今から2年少し前の一番大変だった時に先生にコメントかペタで相談した時のものだったと思います。
一番苦しかった1年生の時。
それから2年がたち、息子は大きく成長しました。
苦手なことにも取り組んで頑張れるようになってきました。
あんなに時間がかかった宿題も、だいぶスムーズに進むようになっています。
2年生の秋くらいに理解力の面でも社会性の面でもずいぶんと成長しました。
1年生の頃はついていけなかった算数も、ぐんと伸びています。
虹色教室の記事を読みながら、いろんな面で息子の応援団になってくれる、信頼できる人を少しずつ増やしながら、助けてもらい支えてもらいながらここまで来ました。
まだまだ困ったところもあります。
でも、その多くは「普通の3年生の男の子」の持つ困った感から大きく逸脱はしていません。
悩みながら、泣きながら、もがきながら、でも頑張ってきてよかったと思っています。
先生の記事を読みながらいつも思っていたこと。
偏りがちな子だからこそ、バランスよくいろんな経験をさせられるように努力しよう。
なかなか広がっていかない息子の世界が少しでも広がっていくように手助けをしよう。
いろんな考え、子育て論があるけれど、それはあくまでも参考程度、親の直感と眼の前にいる息子の現在を一番大切にしよう。
怒鳴ったり手が出たこともいっぱいで、いい母ではありません。
何でこんなに大変な子どもが私のもとに、といつも思っていました。
だけど、息子はいい子に育ってくれています。
今は奈緒美先生をはじめ、いろんな方の支えに感謝しながら、思春期に入りつつある息子育ても新たなステージに向かいはじめているのかもしれません。
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難しい子を育てている親御さんたちに勇気を与えてくれるコメントですね。ありがとうございます。
わたしも2年前にコメント主さんとお子さんに初めてお会いした日を懐かしく思い返しています。
すてきなお母さんとお子さんでした。
コメントを読ませていただきながら、わたしも勇気をいただきました。
発達に凹凸のある子たちと向き合うことは、わたしにとっても、
一般的な困り感のない子たちに付き合う何倍も、苦しい時期を耐えて超えていくことを要求される
体験でもあるのです。子どもや親御さんの背負っている重荷をわたしもいっしょに抱え込んでしまうこともあれば、
手間や時間や心を全力で傾けても、むくわれない気持ちを味わうことも
多々あるのです。
それでもわたしは凸凹した部分を持ちながら、自分のペースで成長していく子たちが
大好きで、小さな成長に親御さんといっしょに小躍りして喜んだり、
その言動に度々悩まされていた子がいつの間にかしっかりしているのに感動して
胸がいっぱいになったりすることがしょっちゅうありますから、
結局、こうした育てにくい子との付き合いはプラスマイナスでいうと
プラスの方がずっと多いようです。
そんなことを書くうちに、虹色教室をする前、子どもを預かる有料ボランティアをしていた頃に、
書いた『計算』という詩のことを思い出しました。
傘をさしている男の子のイラストは、預かっていた自閉傾向のある幼児がモデルです。
コミュニケーションが取り辛く
いつも無表情なその子が
大好きなハトを追いかけた後や
風の気持ちのいい日
ふっと見せるきれいなきれいな笑顔を描きました。
よかったら 詩も読んでくださいね
計算
嫌なことがあった日に
フトンの中で計算する
良いことと 悪いこと
どちらが多いだろうかと
世の中を見わたせば
悪いニュースばかり目につくし
がんばっても がんばっても
ままならないことばかり
…進歩のない わたし
それでも足したり引いたりしていると
悪いことより 良いことの方が
たくさん起こっている気がする
とりあえず
今日の帳尻を合わせるために
心にできた新しい傷口に
知人にもらった優しい言葉を
すりこんでおく
ポッカリ空いた小さな穴は
記憶の中の誰かの笑顔で
継いでおく
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先の記事にこんなコメントもいただきました。
<うちのダンナが書いたかと思いました >
自分自身が、不器用な手と、雑なゴール設定で生きてきたので、不器用なムスメに苛立つことはあまりないのですが、夫は、さっさと、さっさと、を連発し、怒鳴りつけます。私とは違い、ムスメはパニックを連発するヒトなので、園からもまだまだ指摘多く、発達検査も、二回受けました。結果、知能指数では、一部が実年齢の三年先、一つも実年齢以下の項目なしで、二回、一年あけて全く違う系統の検査で、一致しました。
これだけ生きづらい修羅場を毎日やってて、知能指数高いとは、支援もうけられないし、苦笑いです。また、一度、人並になったかと思ったところが、退行することもたびたびあります。夫のいらつきや園からの期待からかばうのに精一杯ですが、ゆっくり付き合うつもりです。
数年したら、おもいでになりますように。小学生までに、というのは、わたしにしても、過大な期待なんでしょう。
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このコメントに胸があつくなりました。
同じ思いのお母さま方がいるとおもうと、力づけられます。
ありがとうございます。