虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

知的ハンディーキャップのある子に算数を教える時に

2016-07-01 16:39:28 | 算数

写真は、知的なハンディーキャップを持っている子との学習風景です。

(おもちゃの)1000円になるように、100円玉を置いていく練習をしている

ところです。最終的に両替をします。

 

Aちゃんは100円が3枚並んでいると、「1,2,3円」と答えていたのですが、

繰り返し課題に挑戦するうちにしっかりできるようになってきました。

50円が2枚で100円、50円が4枚で200円と答えることもできました。

(お金やチップを置いていく時は5までで次の列に並べるようにしています)

 

具体的な物を使ってこうした課題をした後で、

今度は、

100を丸で囲ったものを10個かいて、1000円にする課題をしたり、

100×□=1000

100+100+100+100+100+100+100+100+100+100=

といったペーパー上の問題にもチャレンジしています。

 

知的なハンディーキャップを持っている子たちは

ひとつの課題ができるようになるまで、途方もないくらいミスを繰り返します。

でも、何度間違っていても、「おしい!ちゃんと、○○のところまではできているよ」と

励ましながら練習していると、絶対出来るようにならないように見えたことも

たいていできるようになっています。

 

 


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