自閉っ子のAくんは、線対称は理解できたものの、点対称を教えても
さっぱりできるようになりませんでした。
そこで、100円ショップの囲碁セットを使って、「駒をひとつ置いて、それと点対称な
場所に駒を置かせる」という練習を何度かしていると、しっかりマスターすること
ができました。
ただ、できるようになるまでに、「縦と横のマス目を数えていく」という作業が
かなりいい加減で、あぶなっかしいこともわかりました。
物ではなくて、線なので、何となく、「12346」のように適当に線を抜かしたり、
縦と横をごっちゃにして数えていたりするのです。
そんな場合は、こうした実際に触れて学べるもので、正確に数え上げることができるようになるまで
つきあうことが大事です。
点対称ができるようになると、なぜかできていた線対称を忘れていました。
それで、こちらも学び直しました。
自閉っ子のBくんの作品。すばらしすぎて、いつも感動しています。
Aくんが作っていた焼き鳥の屋台です。