小学5年生のAちゃんが外部の模試を受けた結果、算数の成績が偏差値70以上だった
という話を聞きました。
Aちゃんとわたしは2歳の頃からのつきあいです。
教室に来始めた頃、とにかくおままごとが好きでたまらなくて、
お皿とトングを手にしてちょこまか歩いていた
2歳の頃の姿が今も目に浮かびます。
現在、小5のAちゃんは虹色教室に2ヵ月に1度顔を出すくらいで、
自分ひとりでマイペースに学習している
塾には通っていない子です。
でも、お母さんから、一度、塾の短期講習に通ったことがある、
という話はうかがったことがあります。
理解力の高いAちゃんのことだから塾の短期講習なんて簡単だったろう、
と思って様子をたずねると、
「こうやって解きなさい、という方法は教わったけど、
ああした教え方ではどうしてそうなるのかわからない」
と言って頑なに拒絶したそうです。
それからは、「わからない」ところだけためて虹色教室に持ってきて、
わかるところは自主的にどんどん解いていくという形で勉強を進めています。
教室で関わっていると、すごく算数が得意な子たちというのは、
Aちゃん同様、「わからない」とはっきり言葉にする姿をよく目にします。
Aちゃんが通った塾の短期講習というのも、ただ覚えればすむことで、
公式に当てはめたら誰でもできるような問題を扱っていたようで、
Aちゃんが「わからない」と言ったのは、「できない」という意味ではなく、
解いて正解することはできるけれど、
どういう理由でこの解き方をしているのか納得できないということだったようです。
途中ですが、次回に続きます。
娘は中1、息子は小5になりました。
「算数に関して、公式の意味など全然理解してなくても
答えを導き出すのは得意で点数も簡単に取る子」
いるいる~と思いコメントしました。
中学生になれば英語もそうだと思います。文法である程度のルールを教えてもらえば適当に当てはめて何とかやってテストや英検に合格する子を知っています。
残念ながらうちの娘は、要領がわるいのか、公式は意味が分からなければ全く頭に入らないらしく、すごく時間をかけて公式を理解し、英語なら文法のルールを理解してからしか問題が解けるようになりません。たぶん、要領よくできる子の3倍近く時間がかかっていると思います。
適当にやって、完璧でなくても試しながらでもやればいいのにと思ってしまいます。
本人曰く、納得いかないと公式をすぐ忘れてしまうらしいのです。
それに記憶力が良くないので、公式を無機質に覚えることに抵抗のあるようです。
なので、今後の記事が楽しみです。