虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

予測が100%当たってびっくり!?

2015-10-24 22:35:28 | 日々思うこと 雑感
3,4歳の女の子たちの月1回のグループレッスン日。
4歳になって間もない★ちゃん、☆ちゃんのお母さん方から、
「実は、初めの頃は、半信半疑だったんですけど、
先生のおっしゃる通りに、工作環境を整えてのんびり子育てしていたら、
次はこんな風に成長しますよ、という言葉そのままに成長していくのに
びっくりしています。
3歳になった頃、4歳頃には、ボードゲーム類を好むようになるので、
目につく場所に準備だけはして、無理にやらせないようにと
聞いてたんで、その通りしてたんです。
でも、買ったときは興味なしですし、そんな時期来るのかな?と怪しいくらい
だったんですけど、やりたがるとき、適当に駒を進めて遊ぶという本人のしたいように触らせていたら、
4歳の誕生日が近づいたら、ひたすらゲームをしたがるようになりました。」
★ちゃんのお母さん。
「うちの子は、オセロに夢中です」と☆ちゃんのお母さん。

どちらも、急に知能が急成長したように見える時期の前は、
しばらくボーッとして何もせず、停滞する時期があったそうで、
それも私が言っていた通りになったと驚いておられました。

「子どもって自然に育てていたら、こんなに賢く育つんだ~」と
日々、うれしい驚きを感じて、生活してくださっているそうで、
うれしいです。

今回のレッスンで、子どもたちは文字ブームでした。
といっても、ひらがなの書きを練習させているわけではないので、
それっぽい「うそ字」が多いのですが……。

ごっこ遊び中、「メニュー表作って!
コーヒーとアイスコーヒーとバナナジュースの。それから、レシートもいる。」「チケットも!」「手紙も」
と、紙に書いてある文字は何でも取り入れたい様子。

早期にひらがなの書きを練習させず、3,4歳まで自然な発達を
待っていると、「文字の敏感期」と言えるような
文字にとても敏感な時期が来ます。
それまでに、ひらがなをワークなどで教えてしまうと、
この時期に、文字が社会でどのように使われているのか、
興味しんしんで、「自分も書いてみたい」と強く願い、
遊びに文字をどんどん取り入れようとする意欲が薄くなる子もいます。

空腹感がなければ、食べたいと思って食べ物を探さないのと同じように
知識も、敏感期の強いエネルギーで吸収しないと、
知っているために、文字を見ても無関心という状態も起こりがちです。

子どもの自然な成長を信じ、
その時その時に最適な働きかけをすることが大切ですね。
 
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↑ の記事を書いた頃、4歳になったばかりだった★ちゃんのお母さんから、

こんなコメントをいただきました。

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懐かしい記事に思わずコメントしてしまいました。
今小1になっています。
記事の頃はナナメ線が認識しにくくて(うまく書けなかった)、
ちゃんと字がかけるようになるか
心配していた時期でした。が、
先生の「大丈夫ですよ」の一言に、
そのあとも字を教える事は一切せず
本人がしたいままそっとしておきました。

そうするとひたすら「うそ字」ばかりを書く時期がきて(この頃は大人の真似をして字を書いている自分に満足しているようでした)
小学生になった今は字を書くのが大好きになっています。

心配していたナナメ線の認識も
もしかしたら少し見づらいとかはあるのかもしれませんが、とにかくうそ字の練習量(?)は相当なものだったので(笑)、書く事に関してまったく問題ないです。

学校の担任の先生も
「字を習って1年生に上がってきた子達はあまり文字に興味がないし、間違って覚えた文字を、正しい文字に覚えなおすのがなかなかできない」
とおっしゃっておられました。

虹色教室に通っていると「あの時教えなくてよかったなー」
と思う事が多々あるのですが文字もその一つです。


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↑は、★ちゃんが小学校に就学する前の春休みに

虹色教室のマンガ雑誌用に作っていたものです。

絵からも文字からも描きたい気持ち、綴りたい気持ちがあふれだしてくるような

作品ですね。

 

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文字は、子どもが強い興味を抱いて

書きたがる時期に教えてあげるのがいいと思っています。

子どもによっては、その時期がとても早い子もいます。

 

下の作品はもうすぐ年中さんになる☆ちゃんが

お家で作ってきてくれた『ももたろう』の絵本です。

いっしょに教室に来た1年生のお姉ちゃんが、

「☆がね、字も絵も全部、自分でしていたんだよ」と教えてくれました。

 

☆ちゃんが教室に通い始めたのは、0歳7ヶ月の時。

工作体験がたっぷりあるので、何事もねばり強く最後まで取り組む根気が育っています。

☆ちゃんはピッケの絵本作りの会というイベントに参加したり、

お姉ちゃんがレッスンでカセット絵本を作っているのを見たりしてから、

絵本作りへの興味を募らせていたようです。

 

お話の中身は、図書館で自分で選んだ絵本を真似て書いたそうです。

 

 

ボタンを押すと「ピンポーン」と音がする赤ちゃん絵本を利用して、

次のページに移る合図に「ピンポーン」という音を入れながら、

絵本の文章を録音しました。


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