虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

ハクトウワシへのあこがれ と 「75センチはどれくらい?」

2016-05-22 19:53:24 | 通常レッスン

小1の男の子たちのレッスンの様子です。

どの子もすばらしい作品を作っていたのですが、他の子の作品は別の日に紹介しますね。

ハクトウワシに憧れているAくん。

ハクトウワシへの憧れが強すぎて、爪をワシのように伸ばしたがっているそうです。

前回のレッスンでハクトウワシを作った際、

「もっと大きくて、本物と同じサイズのハクトウワシが作りたい」と

言い続けていました。そして、今回。

教室に着くなり、「本物のハクトウワシを作りたい。身体の長さは75センチで、

羽根を広げた時の幅は、225㎝だから。絶対おんなじに作りたい!」と言って、

黒と白と黄色の色画用紙を教室中から集めていました。

Aくんがハクトウワシについてあまり熱弁するので、他の子らも興味を持ちだしました。

そこで、オランダ警察でドローンを撃退して働いているハクトウワシの姿を

動画で見せてあげると、みんな大喜びしていました。

(動画はコチラ→  http://wired.jp/2016/02/02/eagle-vs-drone/)

 

75センチの胴体はどれくらいの長さか、

50センチや15センチのものさしを継ぎたして調べた後で、

トラを置き、自分も寝転がって、どのくらい長いか、実感しています。

Aくんが測ったところ、トラの首からしっぽの付け根までの長さと同じでした。

 

黒い画用紙が見つからなくて、誰かが黒い色画用紙を貼り合わせていたものを

再利用することになりました。

1枚の色画用紙の縦の長さを測ったところ、なんと25センチ!!でした。

偶然ですが、3枚連なっているので、25×3=75です。

 

とにかくでかいです。

仲良しのCくんの18番。「舟の作り方」を基本にして

ワシの胴体を作っています。

舟は紙を半分に折り、両端を曲線に切ってテープで貼り合わせ、

開きます。ワシの場合、上部にフタするように紙をつけ、

中にいらない新聞紙を詰めています。

 

黄色い脚に切り込みを入れた後、見た目をよくするためにセロテープで巻いていたら、

はみだしたセロテープが爪のように見えました。

「見て!!爪が作れたよ!」と大興奮するAくん。

それからがテープをぐるぐる巻きにして長い爪を作っていきました。

 

黒いももひきのような脚の部分は、

教室では定番のアイスクリームのコーンを作る方法で。

 

実物大のハクトウワシを抱えたAくん。すごく満足そうです。

算数は、2年生向けの足し算(いくつかの数を足して、500円にする計算)や

文章題(表の得点表を見ながらじゃんけんゲームの得点を計算する)をしました。

子どもたち全員、とてもよくできていました。

気候がいいためでしょうか、どのグループも意欲満々に学習に取り組む姿があります。


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