虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

ピタゴラスイッチ遊びの様子です

2020-04-20 10:54:14 | 年中、年長

(過去記事から)ピタゴラスイッチ遊びの様子です。

今回は、5歳の3トリオさんたちと、5分工作とはいえ、
なかなか面白いものを作ったのでご紹介します。

大迫力の超ロング ビー球スライダー!!です。

コーナンで買った隙間テープ太めに、細いの2本を貼っただけ(最初から両面テープがついているのでらくちんです)

そのままでも超ロングビー球スライダーとして
面白いのですが、今回は物理の実験もできるように
途中のスポンジにキリで穴をあけて針金を通してしばって
波の形の調節ができるようにしました。
(針金が嫌な方は、スポンジですから針と糸で縫うように作ることができます。)

 

裏に100円ショップの波型ダンボールを貼っています。
スポンジの裏が両面テープになっているので、
おちびちゃんにテープを保護している紙ををはがされて、床や壁にビー球スライダーを貼り付けられる前に……
予防策です!

やわらかい紙ならなんでもOKなんですが、
ちょっとかっこよく作りたかったので、ナミナミ~を貼っています。縦横に注意!
最初にこのロングスライダーの本体部分を作り上げたのは、
努力家Yくん。
その様子を見て、ひらめいたアイデアマンのTくん。
ゴール部分に工夫を加えます。
ビー球が車に衝突し、押された車がドミノのように
立ててあるブロックをたおす仕掛け。

ビー球の動きについて、きちんと計算して考えたい
Sくんは、ふたりにアドバイスを加えながら、
一生懸命お手伝い。
とても息のあった3人です。

ドミノが小さなブロックの上に乗っているのは、
わざとバランスを悪くして、
小さな力でブロックを倒す工夫です。
 
Yくん、ゴールまでビー球がよくすべる波の形が
作れました。
(このときは、まだ針金で調節する部分を作ってなかったので、
テープで輪ゴムを貼って調節しています)

完全なすべる形が作りたい方は、
高校用の物理の本や、ジェットコースターの仕組みを
扱った本を図書館で借りて
高さを調節してください。
輪ゴムでベルを取り付けて……
きちんといい音が鳴りました。

どの子も私のアイデアで何かするときより、
自分のアイデアを追求するときは本当に熱中します。

一番盛り上がるのが
うまくいかなくて、何とか新しい方法を試して
その難題を乗り越えようとしているときです。

前のゴール(ドミノ)はなかなかうまく倒れなかったんですが、
車を取り除いて、ビー玉の衝突が一番強く当たる場所に
ブロックを設置し、スタート地点を少し高くすることで
解決しました。
3人で試行錯誤しながらよくがんばりました。

アドバイスや手助けは最低限にして、
子どもが実現したいことを、よりしやすように……工夫しやすいように……
環境を整えています。

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