レンズーリは、子どもの潜在能力を伸ばすために「拡充の三つ組モデル」と呼ばれる
組織化のモデルを用いています。
<拡充の三つ組モデル>
タイプ1 一般的探索の活動
全生徒が対象。一般的探索の活動からなり、普通カリキュラムではあまり取り上げられないような、
新しくておもしろいトピックや考え方、学問分野に子どもが触れられるように計画されている。
その活動は、さまざまな種類やレベルの継続学習への「招待」だと子どもが自覚している。
多様な種類の継続学習のために、種々の機会や物的資料、奨励がある。
タイプ2 集団訓練の活動
広範囲の「処理技能」を発達させるように計画されている。
①認知的訓練(分析、組織化、批判的思考、創造性)
②感情的訓練(内省的、対人的、人生の危機への対処)
③学習の仕方の学習(聴く、認識する、ノートをとる、要約する、面談・調査する、データーを分析する、まとめる)
④研究と参照の技法
文章や口頭、視覚的手段による発表技法。
タイプ3 個人、小集団による現実の問題の探求
子ども個人や小集団の興味にもとづく必要がある。
子どもは自分が探求しようとする現実の問題を「抱え」なければならない。
発表相手に糸した結果をもたらすような、本物の成果を発展させる。
種々の学習スキルを自分で使えるように向上させる。
課題への傾倒、自信、達成感、人とのやりとりなどの感情面のスキルを発達させる。
三つ組モデルの特徴
<一つ目> 自然なやり方で学習する
「外的な刺激」「内的な好奇心」「要求」、あるいはこれら三つの出発点となるものの
組み合わせによって、あるトピックや問題、研究分野への興味を伸ばす。
<二つ目> 部分の合計より多い
三つのタイプの拡充間の「相互作用」が、それぞれのタイプの拡充や
それらの合計全体と同じように重要であること。
<三つ目> 個人的知識
子どもが自分自身の能力、興味および学習スタイルについて
「個人的知識」を得るように計画されている。
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虹色教室では、小さな教室でできる範囲なのですが、このレンズーリの拡充の三つ組モデルを参考に主な活動(算数レッスンの時間以外の活動)を行っています。
そうすることで、最初に子どもとする活動が、簡単な影絵遊びのようなものでも、
その活動に触発されて興味を深めていく子らによって、大きなスクリーンで映画を映す活動になり、
手作りのプロジェクトマッピングとなり、月の満ち欠けを影絵を使って発表する機会となり、
深海の世界を影絵で表現する取り組みにもなりました。
また虫眼鏡を覗く遊びも、生き物の目の仕組みへに関心やレンズや望遠鏡作りや
地下の生き物への興味などにつながりました。
形を楽しむ工作も、歴史的建造物への興味や図形の探求、
コンパスを使ったさまざまな工作や手作りコンパス、折りたたむしかけ、形を利用したからくりへの
興味へと発展しました。
大阪城へみんなで出かた後には、女の子も男の子も戦国武将や忍者などに夢中になる子が増えました。
ほんの一部ですが、日々の活動が、どのように個々の継続的な探求へとつながっているのか、
過去記事を、紹介しますね。
<形の発見>
半分の半分の半分の半分
基礎的な発見 <三角形の不思議>
基礎的な発見 <90度を作りだす>
基礎的な発見 14 <正方形の対角線は長い>
<回転への興味>
基礎的な発見 <回転>
基礎的な発見 12 <丸い形>
基礎的な発見 9 <回すのは楽しい 回転はすごい>
<重さの利用>
基礎的な発見 1 <重い>
基礎的な発見 <自動的にエレベーターを上げる方法>
基礎的な発見 11 <一方が下がるともう一方が上がる>
基礎的な発見 3 <位置をずらす>
<「処理技能」を発達させる>
基礎的な発見 16 <すでに身につけている技術を別の場面で利用する>
基礎的な発見 15 <自分が発見したことを報告する>
<アイデアを練り、実現する>
基礎的な発見 13 <貨車に荷物を積み込む方法>
<磁石の不思議>
基礎的な発見 10 <磁石で浮かべる>
基礎的な発見 4 <磁石の働き>
<ビー玉コースター(ピタゴラスイッチ)遊びでの発見>
基礎的な発見 7 <長くしてみる 高くしてみる>
基礎的な発見 6 <引っかける> と 「基礎的な発見」のカテゴリーについて
2階建てのビー玉コースター
<光と影>
基礎的な発見 5 <光を通す 通さない>
年中グループ 影絵のポップアップ絵本作り と 算数学習
<折りたたむ>
基礎的な発見 2 <折りたたむ>
新選組の池田屋事件のポップアップ絵本
<電流の流れ 電気の基本>
ポケモンゴーのゲーム作りが流行中 (音がでます♪)
「もう1回!」と「もっと!」の気持ちがはじける瞬間
<大きな数>