紙コップに糸を貼りつけて簡単なエレベーターを作った年長のAちゃん。
「引っ張って上げるんじゃなくて手を使わなくてもスーッて上がっていくように
したい」と言っていました。
エレベーターを上げる仕組みは、教室内で常に探究されているテーマです。
これまで見つかった方法は、
手動で上げるなら「巻き上げ」「車で引っ張る」などいろいろあります。
手を使わないで上げるために、どんな力を使えばいいでしょう?
Aちゃんは、「重さ」を利用することにしました。
ひもの先にブロックをはさんでおきます。
エレベーターが1階にある時は、ブロックの重りをブロックで作ったマンションの
最上階にあるでっぱりに乗せておきます。
ブロックをでっぱりから下ろすと、エレベーターが下がりはじめます。
これは成功。
Aちゃんは、「もっとゆっくり上がるようにしたい」
「もっと早く上がるようにしたい」
「人形を乗せて上がらせたい」と
さまざまな「こうしたい」を思いついて試行錯誤していました。
かたつむり人形をひとつ乗せただけで、
エレベーターは上がらなくなり、ブロックをひとつ足しても動きませんでした。
そこで、ブロックをもうひとつ足すとゆっくり上がりはじめました。
写真はエレベーターとケーブルカー。