King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

日々歳々でもモカは特別か

2012年03月19日 09時34分59秒 | 珈琲
焙煎器の改造をしました。

そのために、一日工場へ持ち込んで終わるまで現場で待機し
終わりしだい引き換えして来ました。

場所は八王子の工場です。

秩父からわずか一時間と少々のドライブです。

大事な焙煎器を積んでいたので、安全に早くと
圏央道利用でした。

雨の中のドライブでしたが、途中のパーキングでは
お洒落な犬連れがいたり都会の雰囲気が漂っていました。

青梅のグルメスポットなどを調べて取材しようかと
検討もしておりましたが、戻って早く焙煎器をテスト
したいという気持ちも強く、とんぼ返りとなりました。

これも少しでも味をよくしようと気になる点を改造した
のですが、戻って試験してみたところ音がうるさくなった
だけで特段の変化もないようです。

もっと格段の変化と改善を期待しただけにあまりに普通な
変化に掛けた費用と時間だけ無駄だったのかという思いも
します。

まあこれも改善に向けた行動で、その気持ちが大事ということ
にしておきます。

昨日焼いたモカは味も落ち着き、濃厚な洋酒のような味
も独特の深い幅のある香味も際立ってきました。

ブラジルなんかの安易な感じと最近多いパンチのない
東洋系の豆からみると独特であり、揺るぎのない系統を
感じます。

アフリカの新興の産地のいかにもモカ様の上品な味わいとも
一線を画しています。

しかし、コーヒーのシーンとしてこれがどう収まりどう評価
されていくべきなのかという定位置が見えません。

やはりコーヒーには希少だとか高級だとか特別だとかは
似合わないのです。

コーヒーぐらいとか、コーヒーでもとつかわれるものに
高級志向が似つかわしくないのは誰もが思うところです。

発祥の地のコーヒーは今でも昔からの味で、昔ながらの方法で
作られ続けているはずです。

モカをモカとして味わえる心構えを我々は作らなくては
いけないのではと考える朝でした。
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