King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

バカマラ温泉

2012年03月15日 09時29分53秒 | 珈琲


コーヒー通の人には聞き慣れた名前のエルサルバドル、バカマラ温泉
これは農園の中から温泉が湧いているので、それで精製している
から温泉とついているらしいのですが、実際それがどう味に作用
しているのかは定かではありません。

喫茶店でも飲んだことがありますが、別に特別うまいとも感じ
ませんでした。

トルマリンとか温泉とか色々付けてとにかく特殊性を全面にと
いうことなのでしょう。

今回、エルサルバドルのバカマラ種を入れてみました。

なぜかというとこのバカマラ種というのが気になったからです。

グアテマラの豆を選ぶときに、今まではアンティグア一本で
選んできましたが、みんな値段が上がってしまい手ごろな物
がなく、色々検索するうちバカマラ種を作っている農園があり
それがゲイシャやブルーマウンテンより高く取引されている
スペシャルティ豆として売られていたのです。

グアテマラといえばブルボン種が主ですが、このバカマラとは
どんな物かとても気になりました。

バカマラといえばエルサルバドルです。

昔飲んだバカマラ温泉はそんな特別な味も香りもしません
でした。

少し躊躇した上バカマラ種を注文してみました。

というのは、少し前に比べるとこのバカマラも二倍になっていて
そのうち買えなくなるのではという雰囲気だったからです。

ブルボン種の突然変異である『バカス』と『マラゴジッペ』の
交配種でバカマラといいます。

ゲイシャにしろ何かと日本語の語感につなげてしまう人が
いますが、多いですね。カツーラ、カツアイなんてのもあり
ます。

エルサルバドルといえばブルボン種がほとんどで日本では
バカマラ温泉という宣伝文句はあちこちで見られますが、
温泉が農園で湧いてるんですということばかりがいわれ
バカマラがどんな豆かいうところはありません。

日本以外にも希少種を好む人がいてマラゴジッペを特に
愛する人もいます。

その交配主ということでこのバカマラもとても大きな豆
です。

そして、おおきい豆の特長で甘みがつよいという特色も
現れています。

フレーバーが独特でスパイシィだったり、木の実やストロベリィ
などのよく見るカッピングコメントの中にタバコというのも
ありました。

それは解るような気もします。

淹れ方にもよりますが、この甘みをとにかく強調するか
独特のフレーバーを感じる淹れ方かは好みの別れるところ
です。

200g1050円での提供です。

かつてはカップオブエクセレンスなど賞をいくつもとった
豆ですから、そんな看板がついてない今が味わう狙い目
かも知れません。

この値段で味合えるのですから。
コメント
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