King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

高値安定

2012年03月09日 22時58分12秒 | 珈琲
日経に出ている珈琲豆アラビカ豆先物の一袋の値段
は21000円ほどです。

ひところより下がっています。

ガソリンはひところ142円ほどでしたが、今は155円
程に上がりました。

これは極端にすばやく円相場に反応する結果です。

これはおかしなことです。ガソリンは半年以上の
備蓄があり、その決算は当然その当時の相場で済んで
いるはずです。

となれば、なぜこうもその日の新聞に円安とでれば
町のガソリンスタンドの看板に変化が出るのでしょう。

珈琲豆も農作物であり、商品相場という作柄で値段が
上下するヘッジを先物相場で行っています。

昨今のマネーゲームに流れる金余りの例に漏れず、
珈琲にも投資資金というより投機的な流れが集中し
余計な値上がりを招きました。

珈琲については石油とか金とかより緩やかな集中で
したが、必要以上な値上がりはいやなしこりとなって
残っています。

依然、各地での水害や旱魃、アラブ諸国、アフリカなど
の政情不安などなどいいコーヒーが安定して作られる
状況は当分先のようです。

インドネシアの豆も高くなり、グレードの高い物や
農園物は姿を消し、くずっぽいものしかありません。

日経に乗っている麻袋一袋の値段はどのまめのこと
なのでしょう。

国名はなくアラビカ種となっています。

二年前はその値段で私たちも買えたのに、今はそれに
近づくこともありません。

しかし、誰かが将来その値段で買う事を約したから
新聞に載っているのでしょう。

現実には、新豆だけでなく、アウトレットなどの
売り込みもあり安い豆もないわけではありません。

格や名前で値段に序列が出来ていたり、ひょんな
ことから人気が出て高くなったりする豆とか履歴は
様々です。

おかしなことに値段が変わっても味は変わらないの
です。

今度入れるブラジルの豆は木上で完熟した物だけを
手摘みされていました。

昔からそうです。

ですが、最近売り名が手摘み木上完熟豆というのが
多数出てきました。

それはブラジルの特定農園だけがやっていることでは
ないのに、それがブランドとなってしまったりやや
こしいことこの上ないのです。

似たようなのに日陰完熟とか日陰乾燥とか昔からある
シェードツリーの珈琲農園などどこの国にもあります。

それらに惑わされず、味で選んで行こうと思います。

新豆は今週から続々と入荷してきます。
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