ホタルラン

何年か前までは、ホタルを見るのは年中行事で
よく見に出かけていました。

秩父のホタルスポットも有名になり、場所も公開と
なり観光的に整備もされ、ネットでもマップが
公開されています。

しかし、数年前までは限られた者や愛好家のための
自然保護スポットのような感じでした。

というのも場所が解りづらく、告知も十分でなく
行きやすい場所でもなかったからです。

ところが、旧荒川村のハス田のホタルスポットは
割と平らな田の中にあり、ホタルの群れの中に入っていく
感じの他の観光地にも引けを取らないスポットに
なっています。

さらに今年はもっと身近なスポットがあると聞き、
それを探るべく、夜のランニングの際に立ち寄って
見ようと思いました。

大野原のホタルの里は県道の入り口に看板もあり、
昔から有名でした。

ですが、入っていく前には分譲地のような宅地が
あり、どこにホタルがいるんだとずっと思って
いました。

この入り口の前をいつも夜走っているときに通って
いるので今年は立ち寄ってみようとここと上町の
ホタルを見るつもりでした。

ところが、いつものコースで大野原のホタルを
みたら、あとは上町まで行くことができません
でした。

というのも、大野原のホタルの里も私が帰るときに
管理人の人達が駐車場を閉鎖しており9時に終わり
とのことでした。

これから農工のところから一中、市立病院と行って
自宅まで帰るのですが、神社から上町のホタルまで
行く余裕がなくなり、いつも通り神社から市役所、自宅
という道をたどりました。

上町はまた別の日にします。

やはり途中に休憩を入れることになり、ホタルを
見てから走り出すというのは足には応えるのです。

大野原のホタルの里は思ったより山の中で、本当に
谷間の人里離れた感じのそこだけ自然が残った秘境
のような感じのところでした。

他の鑑賞者が懐中電灯などの照明を多用しており、
風情はいまいちですが、幽玄の感じはします。

入り口の市街地との対比も面白い感じです。

他の観光地と違い秩父の場合、たまたま自然が残り
市街化されなかったところにホタルがまだいると
いった感じで、何とか保護されているという希少感
が強いのです。

見る際にはホタルの環境を乱さないよう行動して
ほしいものです。

余計な光も持ち込まない方がいいと思います。

声高の行動も控えてほしいと思います。

久しぶりのホタルの光もたどたどしく人口のLED照明を
連想させ、あまり自然の光らしくありません。

点滅も間延びして本物かと疑うような光でした。