King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

達成しても気にかかる2分

2013年07月02日 14時10分24秒 | ジョギング
昨日は、二週にわたって失敗した日曜恒例の90分ランの日の
リベンジをしました。

失敗した次の日に直ぐやり直しておくことに意義があります。

先週は天候のこともあり、失敗したままでまた日曜日を迎え
やはりまた途中でホタルを見て帰るようなことになってしまい、
きっちりと果しておかねばという気持ちに駆られました。

普段の12Kランと16Kではたいして差もなく、日によっては
14分余計に走るだけです。

ですが、この普段とは違う距離を踏むことになるランニングは
最後の自宅に向かう直線を走るときの気持がまるで違うのです。

普段の12Kでは、一日の終わりに残っているエネルギーを返却
するかのように日課として計算された分量の体力をただ消費し、
特別な疲れも爽快感もなく日々が終わったという感覚です。

いつも痛くなるところや時に腹痛があり、トイレに行ったりもしますが、
いつも会うような人に会い、いつも見かけるような光景に出合い、
ありきたりの車に照らされたり、道々の街灯や電飾看板の変化も
然程の変化もなく、町の備品の一部のように走ります。

ところが、日曜のランは走れるか走れないかという成否も解らない
ばくちのような感じがして最初から何分で走る切るという目標設定以前の
走れるだろうか、また途中であるって帰ってくるのかというたよりない
精神状況で走り出しているのです。

距離自体そんなにあるわけではなく、20Kのコース経験もあるし、それ
以上の体力は十分あるのです。

それなのに、コンスタントに90分を切って走れていないというだらしなさ
が自分を余計苦しめます。

日曜に何度も焙煎や接客をした後に頭を切り替えて走り出すのは
やはり気持ちの整理や体力の残りを計算したりモチベーションを
ランに向けるのはまた違った努力がいるのです。

ところが、そんな弱々しい気持ちとは裏腹に、意外と走る力は仕事で
消費した気力や体力の下にちゃんとあり、最初はジョギング程度でも
まず完走を目指そうという気持ちでゆっくり走っていても、最後の直線
は気持ちよく、体のデバイスにすべてスイッチが入り全ての対流がon
になったような爽快感と気持ち良さがあります。

普段は痛くならない以上の筋肉痛や乾きも覚えるのですが、やはり
走り切ればとてつもなく達成感があり、なにがしかの自信がふつふつ
と湧き出します。

とはいえ昨日のタイムは2分余計にかかってしまい、気にかかっています。

やはり走り切れただけではだめなのです。

走れて当然であり、ちゃんとタイム内におさめてこその達成感です。

その成否の差も原因もだんだんつかめてきました。

走り出す前にやだなあとか走りたくないなあという気分が昂じると
腹痛が起きたり、トイレに寄ってみたくなったり、足の痛みを気にしたり
何かのせいにしたくなるのです。

あの最後の直線の気持ちよさを思い出してまた日曜に走ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マラウィゲイシャのピークの味

2013年07月02日 10時46分44秒 | 珈琲
足に昨日ののランニングの筋肉痛を感じつつ、
今朝飲んだ珈琲はマラウィのゲイシャ種です。

このゲイシャ種が注目されたのはパナマのエスメラルダ農園の
功績ですが、なぜマラウィにゲイシャ種が未だに栽培されて
他のアフリカにはないのか不思議です。

しかし、その後中米ではこのゲイシャ種がもてはやされているのを受け
各国で栽培が拡大し、コロンビアやコスタリカ、ニカラグアなどが
パナマをしのぐという豆を生産しています。

この中米産のゲイシャはものすごく高いのですが、マラウイは
それらに比べればものすごく安い豆です。

ゲイシャにあこがれて飲むのもいいですし、マラウィの豆として
純粋に別物として飲んでも十分楽しめます。

ゲイシャ独特の風味もあり、ゲイシャとはなんなのかという雰囲気も
味わえます。

そんなマラウイゲイシャに今朝感じたのは、ピークという言葉です。

焙煎が一番佳境に差し掛かりこれからはどんどん深度を深めて
熟成していく領域で、豆からは白い煙がもくもくと上がり、釜の
温度もぐんぐん上がります。

この煙は可燃性の木炭ガスと同じで豆も火が入ると燃えてしまう
こともあります。

そのまさに焙煎が佳境に差し掛かった感じがそのまま出ている
ような今朝の味の感じでした。

釜の温度が限界まで達してある緊張がそのままあるような、
これ以上やるとすべてを台無しにしてしまうし、それまでいかなければ
ならない必然を感じつつ、たっせえない夢をずっと追い続ける人生の
ようなものでピークに達してみる景色もそこでしか見れないものです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする