King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

お役所仕事と地域おこしのイベントに

2013年07月23日 12時23分37秒 | 日々のこと
先日大洗町の観光イベントのニュースがありました。

アニメファンに応えて本物の戦車が大洗の町に来たと
いうものでした。

このアニメと町おこしは秩父にも共通していて、未だに
あの花がどうしたという話題を聞きます。

地方の観光客を集客するのにテレビとタイアップするというのは
一番簡単で、今までにない客層をつかむことができます。

しかし、聖地巡礼というならもっと歴史的な事例とか考古学的
価値まで含めた町興しを考えるのが筋なのではないでしょうか。

一時的な人気取り的な観光客誘致なとではすぐに先細りは目に見えて
おり、どんな街づくりをするかという基本的構想も生活者の生活設計を
考えた町おこしが求められるのです。

実際観光客目当てのイベントをしても、それがお役所仕事的で
お座なりのものが多く、景品とかイベントとかを絡めてキャンペーンを
しているものは結局は業者に任せたイベント企画だったり、よくある
スタンプラリーだったりで、やっている方の態度もおもてなしの意識も
低く、やっている公務員も特権意識と自分の身に火がついてないため
何のためにやっているのというものが多いのです。

そんな中で、隣町の横瀬の音楽祭などはよくできたイベントだと
思います。

紀尾井シンフォニエッタが来た時には本当によくこんな音楽会が
開催できたと感心も感動もしましたが、芸術的意義を追求すれば
何も有名人が来なくてもいいものはできるというところに開催者の
センスと意識の高さを示すことが出来るのです。

人と人のつながりとか絆とか簡単に最近は言いますが、地域おこし
とか地域の人のつながりというのは時に本当に大きな力となります。

それを生かした大きなイベントを安易な商業レベルや補助金に
頼らない住民意識の高さを生かしたものを期待します。
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月とケニア

2013年07月23日 09時28分19秒 | 珈琲
昨日の夜は猛烈な夕立から一転、夜走りだす時には
星が出ていました。

しかし、これは夏の夜空の雰囲気ではなく、もはや初秋の
雰囲気の雲行きでした。

月は満月で、煌々と輝き流れる雲にその明るさを誇示して
いました。

その怪しき光が時々に変わり、走っていてもエネルギーを
補充してくれるかのような輝きでした。

真夏の夜の星空のようなコーヒーということで今月よくおすすめ
するのはカロシトラジャです。

よくはれあがった夏の星空というのは最近の父ではあまり
見られないのですが、武甲山から北へ流れる天の川と夏の大三角
を思うさそり座は見られます。

夏に見上げる星空はゆったりとした時間が意識されます。

この夜を経験すれば次の朝の厳しい暑さも頑張れます。

しかし、昨日の厚い雲をも突き通す怪しい光を放つ大きな月には
ケニアが似合う感じでした。

実は、走り出す前に次に仕入れる豆をあれこれ選んでいました。

通年ですと、今はとにかくタンザニアやマンデリン、コロンビアといった
豆が足りるかとか昨年まではマンデリンがなくて探し回ったりとか
不足する豆の手当てに奔走するのですが、今年はより良い豆を
探す余裕があります。

それだけいい豆を提供できているのでこれを落とさないためには
何がいいのか模索が続きます。

そしてもう一つ挑戦してみたいのはまだ経験したことのない希少豆
や希少種です。

ニカラグアのジャパニカなどを狙っていますが、中米の高級種は
値段が高騰していて簡単に試してみたいという雰囲気ではありません。

ニカラグアやホンジュラスなどかつては安い豆の代表だったのにこの
変わりようです。

しかし、次のおいしいのためにはケニアとニカラグアは挑戦して
行かねばならないところです。
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