金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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薫くみこ 『十二歳の合い言葉』

2006-08-26 13:03:17 | 06 本の感想
本の感想174:薫くみこ『十二歳の合い言葉』(ポプラ社)
★★★★★

悪ガキ少女三人組かおり・梢・菜々。
先生との確執、病気、けんか、家出などなど
十二歳の少女たちの悩みや友情が描かれる。
椰月美智子『十二歳』から思い出して、十五年ぶりに再読。
小学生のころ、この十二歳シリーズと、
同じ作者の「おまかせ探偵局」シリーズを
夢中で読んでいたのでした。
電車の中で読んでしまって失敗。
菜々の田丸先生とのやりとりや、迎えにきたお父さんの言葉、
続々と襲いかかる泣かせポイント!
何度も泣きそうになってしまった。
重苦しい感じはないのだけど、じんわり涙腺を刺激されてしまう。
主人公は菜々?
作郎との淡いロマンスにもだえ転げたくなりました。可愛いすぎる。

ポプラ社から新装版が3冊出ているようなので、
残りも出てくれることを祈って、魔性の男から購入!

コメント
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