金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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現在、記事の整理中。

187:荻原規子『RDG 氷の靴 ガラスの靴』

2021-07-04 21:31:12 | 21 本の感想
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

正月明け、学生寮に戻った宗田真響は
ルームメイトの鈴原泉水子の変化に気がつく。
「相楽と休み中に何かあったのだ」
祝福すべきなのに、なぜか喜べない真響。
泉水子の相手が深行と確定されれば、
泉水子を中心とする「チーム姫神」の中で、
忍者の家系宗田家と陰陽師の家系高柳家との
バランスが変わってくる。
そんなある日、横浜のスケートリンクで
合宿が行われることになるが、
これは宗田家がスポンサードとなり
チーム姫神、及び真響が隠れ蓑に婿候補と報告した
深行を見定めるために仕組まれたものだった。
大殿である祖父が本気で彼女の婿取りに乗り出したと聞いて、
うんざりする真響。
そして始まった教室に現れたインストラクターは、
アメリカ留学中の真響の従兄弟、克巳だった。
彼は真響に結婚を申し込むが、
彼女に対する執着が悪霊を呼び寄せてしまう。
ファン待望、RDG新刊ついに文庫で登場!
他に「影絵芝居」「九月の転校生」「相楽君は忙しい」も
同時収録

*************************************

Kindle unlimitedにて。

前半の掌編は本当に「おまけ」といった感じで
ひとつの話として見たらオチもなく……といった
感じだったのだけど、表題作はいいねえ。
シリーズを読み終わったのが2013年で、
もうずいぶん前なのに、キャラクターが生き生きとしていて
本編の楽しさがよみがえってくるよう。
久しぶりに読み返したくなってきた!!

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大河ドラマ『青天を衝け』#21

2021-07-04 21:07:38 | 大河ドラマ「青天を衝け」
慶喜の弟・昭武について、フランスへ
行くことになった栄一。
先の見えない幕府の中で最善を尽くそうとする
慶喜や小栗たちにしんみり……。
福沢諭吉も登場し、栄一の周辺の登場人物配置が
次回からがらりと変わりそう。

喜作と気まずいまま別れることにならなくてよかった。
長七郎のところで、以前と同じように仲良くしてるところに
なんだかジーンときた。
長七郎にも会えたし。
お千代から返事のないことを気にしている栄一、
一応自分が勝手してる自覚あるのね……。

悲しい予感もかすかに漂わせつつ、明るく前向きな
美しい「第二部・完」だったな。
めちゃくちゃのめり込むということもないのだけど、
各話のクオリティが安定していて、
脚本を信頼して見ていられる。
個人的には「いだてん」に似たタイプの
高値安定の大河ドラマ。
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