金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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215-217:二宮敦人・土岐蔦子『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 1~3』

2021-07-17 08:24:36 | 21 本の感想
★★★★☆
   
【Amazonの内容紹介】

新潮社の大反響ノンフィクション小説、
待望のコミカライズ!! 
藝大生を妻に持つ主人公は、
彼女の突拍子もない行動を目にするうち、
藝大生に興味を抱き、潜入取材をする事に。
そこで目にした驚きの実態とは……!? 
謎に満ちた“芸術界の東大”のカオスな日常を描く、
抱腹絶倒の探検記。

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kindle unlimitedにて。

小説版が話題になっていた記憶はあるけど、
コミカライズもされていたのね。
全然「抱腹絶倒」ではないんだけど、
とっても興味深い。
わたしの狭い人間関係の範囲内では、
芸術や音楽に人生をささげるレベルで
打ち込んでいる人がいないので、
始終、別の人生を覗き見ている感じがする。
演奏家って、歳を取ればとるほど
演奏に深みが増してよくなるものだと思っていたけど、
そうとも言えないのだな。
スポーツ選手のように輝ける時期が限られている、
というのに驚き。

コミカライズ担当の漫画家さん、漫画がうまい。
すべてが安定していて、安心して読める。

コメント
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