金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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214:三崎律日『奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語』

2021-07-16 20:20:19 | 21 本の感想
★★★★☆
   
【Amazonの内容紹介】

本書で紹介する奇書とは、数“奇”な運命をたどった“書”物です。

「かつて当たり前に読まれていたが、いま読むとトンデモない本」
「かつて悪書として虐げられたが、いま読めば偉大な名著」

1冊の本を「昔」と「今」の両面から見ると、
時代の流れに伴う価値観の「変化」と「差分」が
浮かび上がります。
過去の人々は、私たちと比べ、
「どこまで偉大だったか」「どこまで愚かだったか」――。
これらから得られる「教訓」は、
私たちに未来への示唆を与えてくれるでしょう。

【目次】
魔女に与える鉄槌
 ~10万人を焼き尽くした、魔女狩りについての大ベストセラー
台湾誌
 ~稀代のペテン師が妄想で書き上げた「嘘の国の歩き方」
ヴォイニッチ手稿
 ~万能薬のレシピか? へんな植物図鑑か? 未だ判らない謎の書
野球と其害毒
 ~明治の偉人たちが吠える「最近の若者けしからん論」
穏健なる提案
 ~妖精の国に突き付けられた、不穏な国家再建案
天体の回転について
 ~偉人たちの知のリレーが、地球を動かした
非現実の王国で
 ~大人になりたくない男の、ネバーエンディングストーリー
フラーレンによる52Kでの超伝導
 ~物理学界のカリスマがやらかした“神の手”
軟膏を拭うスポンジ / そのスポンジを絞り上げる
 ~奇妙な医療にまつわる、奇妙な論争
物の本質について
 ~世界で最初の快楽主義者は、この世の真理を語る
サンゴルスキーの「ルバイヤート」
 ~読めば酒に溺れたくなる、水難の書物
椿井文書
 ~いまも地域に根差す、江戸時代の偽歴史書
ビリティスの歌
 ~古代ギリシャ女流詩人が紡ぐ、赤裸々な愛の独白
月世界旅行
 ~1つの創作が科学へ導く、壮大なムーンショット
*************************************

kindle unlimitedにて。

ヴォイニッチ手稿と椿井文書に惹かれて読んだ。
いろんな奇書を紹介するのがこの本の目的だった様子。
もともと読みたかった部分については、
新しく得られた知識はほとんどなかった。

でも他の本に関してはまったく知らなかったので、
よい出会いになった。
「世界にはこんな奇書があるよ~!」
と広く浅く紹介してくれるので、
この本で興味を持ったものについて
また別の本を読む、というのが正しい使い方なのかも。
「ビリティスの歌」の話が印象的。

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208-213:最近読んだ本

2021-07-16 11:46:09 | 21 本の感想

すごいな、「茨城」って風土記の時代から
ある地名なんだ……!



やはりセルフパブリッシングなのか。
おもしろい話もあったのだけど、
もう少し構成やレイアウト、校正を頑張ってほしい。







 


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