金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

224~229:最近読んだ漫画

2021-07-21 21:11:13 | 21 本の感想

4巻で終わりなのかと思っていた。
5巻で完結。
今回も面白い。
続けようと思えば続けられる話だと思うけど、
おもしろさを保ったまま
すっきりまとまってよかった。



本編未読。
和風ファンタジー。
独特のムードがあって、絵も上手い。




すごいなあ。
こういう設定にすればちゃんとエンタメとして
人気が出るんだ!


 江口夏実『鬼灯の冷徹1~3』 


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映画:『王の願い ハングルの始まり』

2021-07-21 16:44:54 | 映画の感想
2021年の映画⑱『王の願い ハングルの始まり』(チョ・チョルヒョン監督)
★★★★★

【Amazonのあらすじ】

李氏朝鮮第4代国王である世宗(ソン・ガンホ)は、
上流階級のみが特権として中国の漢字を学び、
使用することを憂えていた。
彼は民衆が簡単に学べる固有の文字を生み出すため、
身分は低いながらも数か国語に精通する僧侶の
シンミ(パク・ヘイル)とその弟子たちに協力を求める。
だが、臣下たちは国王と身分違いの僧侶たちとの
交流に猛反発する。

*******************************************

映画館にて。
地味なんだけど、とても面白かった。
「一説をもとにしたフィクション」
と最初に注意書きがあったし、
史実そのままではないのだろうけど、
当時の習俗(衣装とか葬儀とか)が新鮮だったし、
朝鮮の歴史に興味を持つきっかけになった。

上のあらすじは、「身分」を強調しているけど、
実際見てみると、身分差ではなく、
儒教vs仏教の対立が背景になっている。

・国が儒教を保護し、仏教が排斥されている
・庶民は漢字を読み書きできず、漢字に通じている高官が
 恩恵を受けている

という状態の中で、

・王が儒家ではなく僧たちに文字を作らせている
・庶民に文字を与えたら自分たちの特権が失われてしまう

ということに対して反発を受けている。

これ、ハングルについてちょっとでも知ってたら
もっと面白かったんだろうな~。
そして、仏教ってやっぱり学問の最先端だったんだな。
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223:河村恵利『時代ロマンシリーズ11 天つ雷鳴』

2021-07-21 16:27:22 | 21 本の感想
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

はるか遠い日本の古代、
大津皇子は天皇になる野心を抱き、
遂に謀反を企てるが。
古代ラブロマン・シアター傑作集!!

*************************************

藤原不比等が台頭する前の、飛鳥時代が舞台の三編。
大津皇子の話は意外な味付けがされていてドキドキ。

【収録作品】
「天つ雷鳴」大津皇子の謀反の背景
「風の祭」但馬皇女と穂積皇子
「昨日の花」草壁皇子と阿部皇女

河村先生の『明日香の王女』、未読なんだけど
電子書籍化されていないのね~。

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