金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

316-319:最近読んだ漫画

2021-09-07 23:38:57 | 21 本の感想

性に関する情報が一切入ってこない世界にいたのか?
という不自然さはあるものの、かわいい。



分冊版1~3。
すかっとするわけではないのだけど、
穏やかで味がある。



馴染みの薄いお菓子や材料であるせいか、
読みながら感じるのは、「食べたい!」とよりも
「作りたい!」という気持ち。
すてきなムード。



「実の姉弟間の恋愛」に、ぬぐいがたい抵抗感が……。
でも切実な恋情に引き込まれたよ。
「実は血がつながってませんでした」
というお約束の展開になるのかな?


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315:相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』

2021-09-07 23:29:15 | 21 本の感想
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、
心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。
彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。
しかし、そこに証拠能力はなく、
香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、
事件に立ち向かわなくてはならない。
一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。
一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることが
できるとすれば、それは翡翠の力のみ。
だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。

 *************************************

期待のハードルを爆上げしてしまっていたのが
よくなかった。

第1話は、登場した時点で犯人がわかってしまい、
第2・3話は真相がわかっても
「そうだったのか!」という爽快感や喜びがなく……。
謎解き以外に楽しめるところがあればよかったのだけど、
これに関しては、わたしはよい読者ではなかったみたい。

「すべてが伏線」というあおりから、
最後にどんでん返しがあるんだな、というのはわかり、
期待大で迎えた最終話。
主人公に関する種明かしは予想通り
(わたしは特にミステリー好きなわけではないが、
 ある程度ミステリーを読んでいたら、
「どんでん返し」と聞いてこれを予想すると思う)。
でもヒロインについての種明かしは意外でよかった。
表紙とタイトルに「だからか~!」と納得。

最終話の直前まで、

・翡翠の美しさと服装の描写がえらく多くて、
 なんかその粘つくような視点が気持ち悪い
・翡翠のキャラと振る舞いがモテない男の
 妄想みたいで気持ち悪い

とずっと思っていたけど、これに関しては、
最終話で「ふふっ」と笑える展開があって、
溜飲が下がったよ。

 
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