金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

349:横浜市歴史博物館『おにぎりの文化史』

2021-09-16 19:28:14 | 大河ドラマ「青天を衝け」
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

「おにぎり」は、いつから握られたのか?
考古学がガチでおにぎりの歴史にアプローチ。
古代から現代にいたる日本人とコメの
密接な歴史に迫る!!
横浜市歴史博物館、話題の「大おにぎり展」が
増補書籍化!!
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おにぎりの歴史、現代のおにぎり、
考古学から見たおにぎり。
炭化したおにぎりから、
包んでいた布やかごまでわかるんだ!
銭入りおにぎりを墓に入れる風習も
初めて知った。

土器を作る時に偶然ついた、あるいはわざと練り込んだ
種や虫の跡(そのものは土器を焼くときになくなる)から
その種類もわかるのにはびっくり。
500匹のコクゾウムシを練り込んだ土器……
ぞっとするわ~。

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340-348:最近読んだ本(記録のみ)

2021-09-16 19:22:23 | 21 本の感想

紹介されている人が、なんだか懐かしい感じ。


確かに、服を買わなければお金は貯まる。
これは久々にモチベーションの上がる本だった!







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339:ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

2021-09-16 19:13:11 | 21 本の感想
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に
通い始めたぼく。
人種差別丸出しの移民の子、
アフリカからきたばかりの少女や
ジェンダーに悩むサッカー小僧……。
まるで世界の縮図のようなこの学校では、
いろいろあって当たり前、でも、
みんなぼくの大切な友だちなんだ――。
優等生のぼくとパンクな母ちゃんは、
ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。
最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。
 
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売れてて話題になっていたのは知っていたのだけど、
フィクションだと思ってた。エッセイだったのね。

前半は、「なんで売れたんだろう」と思っていた。
クオリティが低いとかつまらないとか、
そういうことではなくて、
「ウケた要素」がわからなかったから。
でも、一冊通して読んでみると、わかる。
今まで日本社会が見て見ぬふりをしてきた、
直面しないで済んできた問題点を突きつける本でもあるし、
決して堅苦しい内容ではないけれど、
今後のヒントになる本でもあるからだ、たぶん。
問題点は日本だけの問題じゃないけれど、
地理的な要因で特に直面しないで済んできた部分は
確かにある。

私は倫理観は、おおよその部分において
時代が進めば進むほどアップデートされていっていると
思っているけれど、
そこに学校教育が寄与している部分って
今まで思っていたより大きいのだろうな。
差別意識は学校をとうに離れた大人の方が強い。
筆者たちが日本に来たときのエピソード、
読むのがつらかった。

こんなふうに親子で考えを話し合えるのは
すばらしいな。

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