金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

300-302:最近読んだ漫画

2021-09-04 17:49:32 | 21 本の感想

1話目のヒロインが、どうしてそこまで
そのことを気にするのかわからず共感できなかった。 
そしてラストのヒロイン……
これ、相手は妻子持ちでは?
嫌な予感しかしない。
ほろ苦いような、でも穏やかな 空気感は健在。


バレエ漫画、小学館の「小学◯年生」シリーズに
連載されていた上原きみこの『銀のトウシューズ』
以来だよ。
なんでか昔から、バレエというものに惹かれない……

昨今はやりの「契約結婚」を先取りしていた作品。
歯に衣着せぬ変人の女医さんと
リストラされて無職だった男の子の結婚生活。
ラブコメになるのかな?
面白い。



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映画:『海街ダイアリー』

2021-09-04 17:40:04 | 映画の感想
2021年の映画㉔『海街diary DVDスタンダード・エディション』(是枝裕和 監督)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

まぶしい光に包まれた夏の朝、
三姉妹に届いた父の訃報。
十五年前、父は女と出て行き、その後、
母(大竹しのぶ)も再婚して家を去った。
三姉妹を育てた祖母もとうに亡くなり、
広くて古い鎌倉の家には、彼女たちだけが残った。
両親へのわだかまりを抱えた、
しっかり者の長女の幸(さち)(綾瀬はるか)と、
そんな姉と何かとぶつかる次女の佳乃(よしの)(長澤まさみ)、
マイペースな三女の千佳(ちか)(夏帆)。
三人は父の葬儀で、腹違いの妹すず(広瀬すず)と出会う。
頼りない義母を支え、それでも気丈に振る舞う、
まだ中学生のすず。
そんな彼女の涙を見て、幸は、
別れ際に「いっしょに暮らさない?」と誘う。
そして、秋風とともに、すずが鎌倉へやって来る。
四人で始める新しい生活。
しかし、祖母の七回忌に音信不通だった母が現れ、
一見穏やかだった四姉妹の日常に、
秘められていた心のトゲが見え始める―。

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原作未読。
上のあらすじを見ると、何やらドロドロした
女の争いを想像してしまうけれど、
わだかまりはあれど、基本的に優しい世界。
皆がちゃんと中学生のすずを守ろうとするので
見ていて嫌な気分にならない。
大きな事件は起こらず、鎌倉での四姉妹の
静かな暮らしぶりを楽しむ映画。

「女房と別れるから」というのは常套句だが、
別れてから言えや!!😠 
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299:山口仲美『日本語の歴史』

2021-09-04 16:24:35 | 21 本の感想
★★★★★

【Amazonの内容紹介】

現代の日本語はどのようにして出来上がって
きたのだろうか。
やまとことばと漢字との出会い、日本語文の誕生、
係り結びはなぜ消えたか、江戸言葉の登場、
言文一致体を生み出すための苦闘…。
「話し言葉」と「書き言葉」のせめぎあいから
とらえた日本語の歴史。
誰にでも納得のいくように、めりはりの利いた語り口で、
今、説き明かされる。

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とてもおもしろかった。
奈良時代には拗音がまだ存在していなかったこと、
係り結びを作る係助詞は強調の「ぞ・なむ・こそ」、
疑問・反語の「や・か」でもそれぞれに
意味や使われ方がちがうこと、
その係り結びが鎌倉時代から室町時代にかけて
衰退・消滅していく理由、
江戸時代の江戸と上方の言葉のちがい……
知らなかったことがいっぱい!

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