ゆうきまさみ『新九郎、奔る!1・2』
★★★☆☆3.5
【Amazonの内容紹介】
戦国大名の先駆け、伊勢新九郎の物語!
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……
かの有名な武将たちが活躍する時代の少し前、
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……
かの有名な武将たちが活躍する時代の少し前、
戦乱の世のはじまりを生き抜き、切り開いた男がいた―――
その名を伊勢新九郎。
彼はいかにして戦国大名となったのか。
彼はそもそも何者だったのか。
知られざる伊勢新九郎の生涯を、
その名を伊勢新九郎。
彼はいかにして戦国大名となったのか。
彼はそもそも何者だったのか。
知られざる伊勢新九郎の生涯を、
まったく新しい解釈で描く意欲作!
「戦国大名のはしり」とも言われる武将を描く、
「戦国大名のはしり」とも言われる武将を描く、
話題騒然の本格歴史コミック、待望の第1集!!!!!
********************************
期間限定無料で読む。
北条早雲の話。
ちゃんと最近の説に基づいて、
室町幕府の中枢にいた一族の出身としている。
歴史もので、
「気安く上位の者の名を呼ぶな~!!」
と思うことが非常に多いんだけども
(ひどいのだと帝の諱も呼ぶ)、
「作者が知らずに書いている」場合だけでなく、
「読者の負担を減らすためにあえてそうしている」場合も
あるかもしれないな……と思った。
というのも、この漫画で、「名称」の壁にぶちあたったから……。
カタカナ語を使ったりドライヤー出てきたりするんだけど、
ちゃんとわかっててわざとやっているな、という崩し方。
その証拠に、登場人物同士は、ちゃんと官名で呼び合っている。
そこに好感度大なのだけど、前提知識がないわたしは、
もう、誰が誰やら。
「備中守(さだふじ)殿」
「斯波左兵衛(よしかど)佐殿」
「兵庫助(さだむね)殿」
とルビとして名を入れ、読者に配慮してるんだけど、
その名も覚えられず、このルビのために官名も頭に入ってこない。
一周目は縁戚関係もわからないまま。
もう一回読み直して、ようやく把握できた。
わからないなりに魅力も感じる漫画なので
続きは気になる。