昔、A小学校に通学していたころ、夏休みの行事で夜に映写会というものがあった。人形劇や文芸作品の映画が上映されたのである。確か屋外で開催されスクリーンは校舎の壁だったと記憶している。校庭にゴザを敷いて体育座りをして鑑賞した。テレビがあまり普及していない時代だったので結構面白かった。あのころ視たものは今でも自分の深層心理に影響を及ぼしている。やはりあの年代における「摺りこみ」は重要である。このような行事では今で言うボランティア的なサポートが商店街の人たちによってなされていた。当時はそんなこと知らずに映写会を楽しむばかりであったのだが。