大分、前の話である。ある町での火事であるが、消火に際し消防隊員が火災現場に入ったところ2階部分の天井が焼け落ちて、消火に当たった隊員が死亡した話をTVで見た。TVの場面はその消防本部の責任者と思われる上司が会見で話をしていた。「彼らの勇気ある行為は賞賛されるべきで・・・」などと美談に終始していた。彼ら消防隊員の行動は常時、勇気あるものであるのは明白である。しかし切羽詰まった勇気ある行為を火事のたびにしなければならないのでは隊員はたまったものではない。これは一般人の勇気ある行動に対する賞賛とはわけが違う。組織としていかに安全管理の徹底教育をしてきたのかが重要なのである。なんとなく当時、その放映を見ていて「なんかコメントすべき話の方向性がちがうんじゃないか~?」とこの消防本部の責任者の会見を聞いていた。<o:p></o:p>
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