救助者が事故に巻き込まれたならどうなるか? それは次に続く救助者の手間が2倍に増えるのである。救助すべき人がもう一人増えるので以後の対応人数や危険度がより高くもなるのである。「危険をかえりみずに救助に向かう」ことは訓練された組織や団体の隊員が行う場合は理解できる。それこそ彼らは毎日辛い訓練をして救助のプロとして就業しているのである。それでも事故が起これば「組織としての安全管理に問題はなかったのか?」と内部で大きな問題として議論されているのである。かれらは蛮勇をふるっているのではない。最大限の、かつ細心の注意を払って現場に飛び込んでいるのである。救助のプロと一般人の初動では当然かなりの差が出てくるのである。<o:p></o:p>