必要性や重要性をわかっていただけたら研修の一環に入れてもらえるのであろうが、結局は「やりたい教諭が自腹で心肺蘇生の講習に自発的参加すればよい」というような結論にもっていかれそうになった。そこでそれなら少なくとも教員向けの心肺蘇生のCD(DVD)を作成してそれを図書室に置くか、あるいは教員個人個人に配布しましょうというところに当時は落ち着いたのである。そしてそのDVDのシナリオ作りに取り掛かったのであるが、なんでこんな遠回りしなくちゃならないのかは訳がわからなかった。あれから13-14年くらいたった現在ではそんな当時のDVDなど見ている教諭はいないだろう。そんなDVD使わなくとも今ではきちんと心肺蘇生講習に参加している教諭も増えてきたようである。ただ講習を終了して時間が経過すると色々なことは忘れてしまうものである。これはしょうがない。今回の事故は現場で心肺蘇生が教諭によってなされたのである。救命はできなかったが自分としては教師が心肺蘇生をしてくれただけで隔世の感があるのである。<o:p></o:p>