インフルエンザは飛沫感染である。空気感染ではないのでそうそう風に乗って遠くの人にまで感染するということは(よっぽどの閉鎖空間でなければ)ありえない。インフルエンザは、とりあえず予防接種もあり、またうがい、手洗い、マスクで「かなり」予防できうると思われる。しかし、こまったことに感染性胃腸炎の患者もこの時期多いのであるが、これはどんなに感染防御したつもりでも、毎年自分は、り患してしまうのである。これだってウイルスの飛沫を吸引することで感染するらしいが、どうもこちらの方がかなり強力で厄介なようである。十分、患者診察の後は手洗い、消毒をしているつもりなのであるが、これにかかると、体がだるくなり、気持ち悪くなって吐く。そしてその後、程度の軽重はあるが不快な水様便が続くのである。
数年前の時はかなりひどく、「なるほど、これなら高齢者は脱水で亡くなるだろうな」と、他人事のように妙に醒めた目で自分のひどい下痢便をみつめていたのである。しかし昨年暮れの感染性胃腸炎は軽くて済んだ。ひどい下痢は1日で止まった。その後も食欲不振は続いたがクリニックのトイレで排便するわけではないので診療を休むことはなく済んだ。毎年、この時期はインフルエンザよりもノロが怖いのである。
数年前の時はかなりひどく、「なるほど、これなら高齢者は脱水で亡くなるだろうな」と、他人事のように妙に醒めた目で自分のひどい下痢便をみつめていたのである。しかし昨年暮れの感染性胃腸炎は軽くて済んだ。ひどい下痢は1日で止まった。その後も食欲不振は続いたがクリニックのトイレで排便するわけではないので診療を休むことはなく済んだ。毎年、この時期はインフルエンザよりもノロが怖いのである。