医療機関に行く場合、もう一つ大事なのはお薬手帳です。最近では、同時に処方してはいけない組み合わせである「併用禁忌薬剤」というのがあります。一緒に服用すると重大な副作用が起こる可能性があるものです。それを知るのは他院からどんな薬がでているかが重要なのです。もちろん一つの医療機関以外に行かないのであればいいのですが、最近では複数の医療機関にいかれることはよくあります。「他の病院でなにかお薬はでていますか?」「あ~出ている、なんだ、血圧の薬と血をサラサラにする薬と、何だかあと数個あるなぁ~」「薬の名前がわかりますか?」「いや、知らない、ホラ、あのピンク色でスジが真ん中に入って・・・、白と緑のカプセルのものも・・・」「(剤型いわれても皆似たようなものだし、分からないよなぁ~)そっ、その~いやお薬手帳はお持ちですか?」「そういや、あったなー? 今度来るときはもってくるよー」 その~今度では今回の診療には間に合わないのです。医療機関に行く前にはくれぐれも携行アイテムをご確認ください(トホホ・・・)(泣)。