吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

学校からの呼び出し その3

2015年08月07日 05時49分35秒 | 日記
 学校側の「必ず受診させてください」と言う言葉は、たとえそれが素人目にみて軽症で悪化しないようなものであっても、万が一のリスクマネジメントでそう話すよう指導されているのかもしれない。あるいは朝の「おはようございます」のあいさつのように、なかば早退時の「ご挨拶」のように習慣化してしまっているのかもしれない。親にしてみれば「必ずと言うんじゃ、病院につれていくか」ということになる。あまりにも誰が見ても何でもないケガ(ケガすらない場合もあり)では、「え どうしたんですか? なぜ来たの?」と思わず来院の目的を聞いてしまうことも多い。これは大抵の場合「学校で診てもらえと言われた」そうなのである。病院受診させることを何らかの免罪符につかっているのであろうか? まあ、自分が校医をしている小学校からはほとんど「お迎え早退+受診付き」を言い渡されることはないので、きっとこれは養護の先生の能力的個人差なのだろうと思っている。