静岡県の地方都市で行われた研修会に出席した時のことである。
研修も終わり在来線に乗って新幹線の発着する駅に行く途中、ある駅で大量の人達が乗車してきた。どうやらこの地区で行われたマラソン大会の帰りのようである。ほぼ9割のこみようであった。
電車が動き出してしばらくしたら、急に5~6m先あたりの人ごみの中でドスンという鈍い音と「キャー」という女性の悲鳴が聞こえた。遠目にみるとどうやら立っていたマラソン帰りの中年の男性が急に失神発作を起こしたようだった。「人が倒れましたー」という大声のあとに、車内では誰かが非常停止ボタンを押したらしく列車は急停車したのである。
自分は駆け寄ろうとしたのであるが、わずか10秒程度でその倒れた乗客は意識が戻り、一人で起き上がり「大丈夫です、大丈夫です」とすまなさそうに、譲られた座席に腰を下ろしたのであった。
車内放送では「ただいま緊急停車ボタンが押され急停車しております。現在その原因を調査中です」というアナウンスが流れた。最後尾の車掌室からほぼ満員のコンパートメントを経由し、ここに車掌が来るまでは5~6分かかったであろうか?
でもしょうがない。 ようやくここまで来て車掌は乗客の無事を確認した。
ところが・・・。
研修も終わり在来線に乗って新幹線の発着する駅に行く途中、ある駅で大量の人達が乗車してきた。どうやらこの地区で行われたマラソン大会の帰りのようである。ほぼ9割のこみようであった。
電車が動き出してしばらくしたら、急に5~6m先あたりの人ごみの中でドスンという鈍い音と「キャー」という女性の悲鳴が聞こえた。遠目にみるとどうやら立っていたマラソン帰りの中年の男性が急に失神発作を起こしたようだった。「人が倒れましたー」という大声のあとに、車内では誰かが非常停止ボタンを押したらしく列車は急停車したのである。
自分は駆け寄ろうとしたのであるが、わずか10秒程度でその倒れた乗客は意識が戻り、一人で起き上がり「大丈夫です、大丈夫です」とすまなさそうに、譲られた座席に腰を下ろしたのであった。
車内放送では「ただいま緊急停車ボタンが押され急停車しております。現在その原因を調査中です」というアナウンスが流れた。最後尾の車掌室からほぼ満員のコンパートメントを経由し、ここに車掌が来るまでは5~6分かかったであろうか?
でもしょうがない。 ようやくここまで来て車掌は乗客の無事を確認した。
ところが・・・。