吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

タクシーの運転手 その4

2019年03月18日 06時13分13秒 | 日記
 その運ちゃんは、「総理の安倍晋三はね・・、・・・でね。・・・・だから、だめなんだよ、あいつにやらせていたらだめなんだよね~」と言い始めたのである。自分は自民党員ではない。しかしこの話題はタクシー車内で見ず知らずの客にいきなり投げかけるのは御法度なのである。そこまで安倍晋三のシンパではないが、当時彼の支持率は50%である。2人に一人は支持者なのである。東京マラソンの出場の当選倍率が8%だから首相指示率の方がよっぽど倍率は高い。
 まあ歴代の総理の中では国益を考えてよくやっていると思う。運ちゃんはその安倍さんを徹底的にけなしているのであるが、自分はそのことよりも「御法度」の話題を自分のペースで延々と続けている運ちゃんに腹が立ったのである。これには自分もイライラしてきた。もうすこし話が続いたら「その話、気分が悪いからやめようよ」と言おうとしたが、こちらがまったく相槌をうたなくなったのを察したのか運転手は話をやめた。
 やがて目的地にタクシーがついた。通常「いくらですか?」「ハイご苦労様」とか自分はいうのであるが、わざと一言もしゃべらず無言で降車した。きっと運ちゃんは「あ~あのお客は自民党派だったんだな」と思うかもしれない。
 そうではない。でもあの調子だとたぶん「御法度の話」が原因ということに彼は今後も気が付かないであろう。タクシー運転手なら「ご法度3項目」くらい覚えておいてほしい。