吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

暴力問題 貴ノ富士に自主引退促す決議、日本相撲協会・理事会で 本人は徹底抗戦 その4

2019年10月05日 05時50分13秒 | 日記
 他のプロスポーツを見倣って部屋制度や付け人制度をなくせば、完全には根絶できないものの暴力の温床くらいは断つことができる。
 ところが大相撲は独特の髪形、生活習慣、神事としてのセレモニーが必要なのである。ほかのプロスポーツの形式を見倣ってしまうと国技としての位置づけがなくなる。
 相撲界が世の中の流れと異なる特殊な世界であればあるほど、世の中のコンプライアンスを中途半端に導入させることは難しいものとも思われる。このコンプライアンスと相撲界のしきたりは共存は無理である。ところが現実的には共存が期待されているのでやむを得ない。
 もっとも今回の数度にわたる暴力問題についてではあるが弁解の余地はない。協会にとやかく言われる前に潔く自分が出した約束事を守り、腹を切るのが筋だろう。
 処分が重いと釈明するのは、見ていて潔さがなく見苦しい限りである。「自分には相撲しかありません」って女々しいことをいうなら、その理屈は1回までである。ほかのどんな一般社会でも「2回目」を許してくれる職場はない。