2019/10/20 14:04 読売
神戸市立東須磨小学校の教諭4人によるいじめ問題で、市教育委員会の設置した外部調査委員会が実態解明に乗り出した。兵庫県警に被害届を出した男性教諭(25)への陰湿ないじめ行為が次々と明らかになったほか、一部の児童が不登校となるなど、現場では深刻な影響が広がっている。
公立校の教員異動は通常、教育委員会が決めるが、神戸市立の学校では「神戸方式」と呼ばれる独自の人事異動が定着している。
勤務校と異動先の校長同士が協議して異動案を決める方式で、市教委は追認するだけ。文部科学省は「聞いたことがない」と驚く。
同方式は1960年代、様々な地域事情を抱えた学校に応じた人材が確保できる方法として始まったという。教諭や校長の意向が強く働き、本人が希望すれば最長9年の在籍が可能で、長期化して人間関係が硬直化する弊害も指摘される。
神戸市立東須磨小学校の教諭4人によるいじめ問題で、市教育委員会の設置した外部調査委員会が実態解明に乗り出した。兵庫県警に被害届を出した男性教諭(25)への陰湿ないじめ行為が次々と明らかになったほか、一部の児童が不登校となるなど、現場では深刻な影響が広がっている。
公立校の教員異動は通常、教育委員会が決めるが、神戸市立の学校では「神戸方式」と呼ばれる独自の人事異動が定着している。
勤務校と異動先の校長同士が協議して異動案を決める方式で、市教委は追認するだけ。文部科学省は「聞いたことがない」と驚く。
同方式は1960年代、様々な地域事情を抱えた学校に応じた人材が確保できる方法として始まったという。教諭や校長の意向が強く働き、本人が希望すれば最長9年の在籍が可能で、長期化して人間関係が硬直化する弊害も指摘される。